05/26 カゼカヲル☆ソラカケル/天王洲KIWA(カゼのライブ) part2

Kiss On My Listが終わって、スッと去る土井さん&新ちゃん。もちろんみったさんが振ろうと思えばMCのひとつやふたつ振れるんでしょうが、この仕事で語ってみせる感じ……かっこいい……

 

M「今日はカゼのライブとしてお送りしているわけですけども」かとちにティッシュをもらう健ちゃん。「そういう使い方もある」汗拭いてぺっ!と捨てちゃう健ちゃん。「お行儀が悪い」慌てて拾うかとち。

M「我々ハモカン毎年恒例の、初夏のメドレーをやろうと思って。ここではちょっと4人で……もう(D.S.組が)いないよ」仕事が早い。

M「最初は長谷川さんが、これはもうフォークの草分けともいえるはっぴいえんどの"風をあつめて"を。はっぴいえんどは活動してた時期はそんなに長くないんだけど、後から振り返ると、日本のフォークの原点に位置づけられるバンドで」相槌をうつ長谷川さん。M「大瀧詠一さんとか、細野晴臣さんとかがいて、その後細野晴臣さんと鈴木茂さんは松任谷正隆さんとかとキャラメル・ママを結成して、それがティン・バン・アレーになったりしていくわけですけども。松本隆さんは作詞家として活躍されるようになって、作詞・松本隆、作曲・呉田軽穂として聖子ちゃんの黄金期を築いていくっていう……『赤いスイートピー』とか、『瞳はダイアモンド』とか……うちにも聖子ちゃんいますけど……」何とか頑張ってみる風邪気味の人。「鼻風邪聖子ちゃん」「語呂が悪い」
M「呉田軽穂ってわかる?」わからない健ちゃん。M「ユーミンだよ」N「ユーミン」M「そうそう……この話楽屋でするか」N「ペンネーム?」M「グレタ・ガルボの名前をもじってペンネームにしたの」N「女優の?」M「そう。誰かに曲を書くときに、ユーミンってあんまり気づかれないように」

M「2曲目は、健一君にやってもらうんだけど、これも名曲ですね。Albert Hammondの『カリフォルニアの青い空』。(The)StrokesにギターのAlbert Hammond Jr.がいますけども、そのお父様ですね。これはどんな曲ですか」N「カリフォルニアにはー、雨が降らないんだぜ? っていう曲です」ワイルド健ちゃん。

M「3曲目はユーミン荒井由実の『ひこうき雲』を。この曲はユーミンの最初のアルバムの曲で。ユーミンは小さい頃に同級生を亡くしていて、その同級生が亡くなったことから着想を得て作られた曲と言われていて。彼女にとって、それは大きな影響を与えたみたいで、だからどことなく死を匂わせる雰囲気がある曲ですね。それを僕が。
で、4曲目は加藤君がCarpentersの"Top of the World"なんだけど……、加藤君、これはどこら辺が"カゼトソラ"なんだっけ」K「……2番の歌詞なんですけど、Somethingがwindの中でmy nameを呼ぶんですね」ん? K「……で、thingsはsameではないことをmeにtellingしてくれるんですけど」M「ルー加藤」「ルー加藤だ」みんなが思ってたことが一斉に突っ込まれる。

K「……あの、でも、この曲はサビの部分で、あなたといれば、世界のどこでもTop of the Worldだ、っていう部分があって、そういうところが好きなんです」

 

そしてはじまったカゼトソラノメドレー、まずは『風をあつめて』。長谷川さんのギターがメインで鳴って、やはりとてもよく似合う音。なんだろう、長谷川さんのギターって、安心して身を預けられる感じ、聞いていて一緒に身体を鳴らしている感じがするんだ。
そしてさりげなく入る健ちゃんの新しいパーカス。これもまた好き。長谷川さんが「それでぼくも」でちょっと長めに誘って、サビ頭「風をあつめて」で一気に声が集まってくるのも、とっても好き。

続くは健ちゃん『カリフォルニアの青い空』。健ちゃんのワイルドな曲紹介はともかく、イントロや部分部分でちょっとほの暗さを匂わせつつ、でもからりと明るい感じがすごく似合う。そしてきちんと毎回「健ちゃんの歌」になってる、そこがまた素晴らしい。
最近、健一さんがリードをとる曲は、ぴっちり健一さんが照準を合わせてきてる、というか、曲と健一さんの温度が細かいところまで一致するようになってきた、というか。健一さんがより曲にリンクするようになった、って言ったらいいのかな。聞いていてよくなじむの。

そしてみったさん、『ひこうき雲』。今までギターメインだった進行から一気に引き取って、みったさんのピアノメインで組み立てていく。
みったさんのこの歌い方の美しさよ……長谷川さんの穏やかさ、健ちゃんの郷愁的で感傷的な部分をうまくすくって拾い集めて、それにみったさんが先ほどエピソードで仰った背景を景色として空気に含ませて、立ち上がらせていく。
そのゆらゆらと立ち上る美しさ、すわ屋外のような環境の中で、私がここに生きている実感がすとんと落ちてきて、今、この場所にいることができて、なんだかとってもよかったなあって思う。

最後はかとち、"Top of the World"。カーペンターズは何曲もハモカンでやってるからなのか、バックの音の広がり方になじみがあってとっても安定してる。そこに歌をのせていくかとちも歌いなれていて、ほどよく演奏やコーラスに身を預けつつ、いい余裕が出てる。解説があった部分はちょっと注意して聞いて、ああ、かとちはこういう部分を大切にしてるんだなって改めて思ったり。

 

前にセッティングされるマイク。アカペラコーナーだ!

M「我々ね、いつも4人でやってるわけですけど、きょうはせっかくふたりいるわけだし、2人にもちょっと一緒にやってもらおうかと思って」再び登場土井さん新ちゃん。長谷川さんはウクレレをもって前にやってくる。 M「長谷川さんそのウクレレどこで買ったんですか」H「御茶ノ水です。御茶ノ水のいろんなお店で売ってて……」M「そこはハワイとか……」改めて納得する長谷川さん。H「ハワイで買いました」M「今さらだよ」笑うみったさん。

M「元々はハワイアンな曲じゃないんですけど、こういう風にやったら面白いんじゃないかなって」

 

ウクレレのイントロが進んでわかる、"Ob-La-Di,Ob-La-Da"! 確かにこれは面白いかも!

健ちゃんリードで楽しく明るく進んでいく。健一さんは「歌の中に物語がある歌」に強くて、何より歌っていて楽しそう。

そしてとっても元気なんだよね、サビのところで客席に向けて『歌って!』のジェスチャーをとる。それが楽しそうで、見てるこっちも楽しくなっちゃう。

ところで出てきてマイクも用意されて、サビのコーラスに入るかと思ったけど、それでも動きがない土井さん新ちゃんは……? 

"In a couple of years……"で、真顔でスッと何かを取り出すふたり。あっそこの、そこの鳴り物の部分か!でもなんだあれは!その微妙に絶妙な感じ!

結局土井さん新ちゃんはその鳴り物役だったのでした。

 

M「これね、カズーっていうんですけど、6個入りを買って、我々ハモカンのメンバーカラーの分があって、ちょうどその残りをやってもらって。折角だから……」えっおふたりカズーお渡ししちゃうんです!?  M「……夜もやるんだよ、やんなっちゃうなあ」ここでカウントとって、長谷川さんのイントロ。「あ~あやんなっちゃった、あ~あああ驚いた」つくづくここまで抜かりない……

 

もっぺん下がっていく土井さん新ちゃん。M「数限りがあるんですよ。カズーなので。……どう? カズーやってみる?」ちょっと興味がありそうなかとち。M「でもあんなんだよ?」あんなん……

M「みなさん農作業に来てらっしゃるみたいですね。いちご狩りみたいな」ソウデスネ……

時間の経過とともに日が差す位置も変わっていっていて、そんなつくりでいちいち楽しんじゃうみったさんも面白い。

 

M「アカペラをね、折角だからこのままもう1曲やろうと思ってるんですけど。これは映画『トイ・ストーリー 2』の曲で、"When She Loved Me"っていう曲なんですけど、この曲は人形から持ち主の女の子のことを歌った歌で。まだ小さくて、3歳とか5歳とかくらいかな、そういう時にはすごく大切にされていたけど、持ち主の子が6歳とか7歳とかになって、その時にはもう見向きもされなくなってしまって。でも、確かにその女の子はその人形のことが好きだったし、人形だって持ち主の子のことが好きだったんだよ、っていう、そんな曲です」

 

4人だけのアカペラで、"When She Loved Me"。コーラスがイントロやバックのフレーズを丁寧に拾って、かとちがリードをとって歌う。前に聞いたのは去年のクリスマツリだけど、実はこれからの季節の曲なんだってふと気づく。

あたたかくて、穏やかで、やさしくて。そんな人たちが集まってハモカンはできてるんだなあ、って、改めて。