06/26,27 BROAD6 Sing,Sing,Sing!

 

6/26(土)丸の内コットンクラブが10年ぶり、6/27(日)ブルーノート東京が半年ぶり。

今回色んな記憶量がそんなに多くないです! リード順とか間違ってたらごめんなさい!それでも行けなかった人はどうしてもいるでしょうし、丁寧に長めに書いていくつもりです。

 

"Theme of BROAD6"、それぞれのパート紹介みたいな曲。ひとりずつひとつずつ声が増えていって、増えた動きが重なっていく。群像劇の交差点みたいな曲で、声と音が深く広がる。健ちゃんがおててをひらひら。

 

初日2曲目、"Caravan"。圭介さんのベースにびっくりする。これがここに来るということは、今日はほんとに色々やるぞ……!

旅の曲だから、序盤に持ってくるとまた印象が違う。「一緒に旅をしましょう」って誘うには少し(だいぶ)スリリングかもしれないけど、お互いに今できる精一杯のことを、そうやってお互い手をとりあえることを、大切にしたいなと思う。

 

2日目は"Come Together"。杉ちゃん・圭介さん・健ちゃんが距離をとったままでセッションゾーンへ。あっそうか、この2人(杉ちゃん&圭介さん)でブラジル行ったんだっけな、とかふと思い出す。

杉ちゃんが下がって、圭介さんのスキャットへ。健ちゃんは後ろでずっとハイハット。圭介さんのスキャットがびりびりと響く。

 

「Welcome Today/Tonight, We Are BROAD」「6」ご無沙汰してます!

「コットンクラブ10年ぶり?」調べ直したら10年半くらいぶり*1でした。「BROAD6としては11年目になるんですけど」よく帰ってきたなあ。「真正面にお客さんがいるの新鮮だね」お客さん同士で向かい合う配置が多いものね。めちゃくちゃ真正面でした……!

「今日限定のアーティストカクテルっていうのがあるんですけど」宣伝も健ちゃん担当。毎回頑張って考えてるみたいです。北「お茶大使としてはこの、お茶を使ってる方*2を」圭介「お茶のインストラクターだっけ」北「日本茶アドバイザー!」結構なお手前で……! 伸二「情報が渋滞したね」そうね……

公演ごとに色々テーマを決めていて、今回は"Sing,Sing,Sing!"なので、ジャンルを問わず色々歌うよ!ということで出発進行。「曲いっぱいやるので、人となりはMCで」「みんないい人です」ごもっとも!

 

"You'd Be So Nice To Come Home To"。レパートリーが新しめの曲をきっちり抑えてくれるのが嬉しい。

リードの1単語にぴっちり当ててくれるコーラスと、バックでスキャットのように奏でるコーラスとの移り変わりが、聞いていて気持ちいい1曲。リードが変わっていく曲は、同じフレーズを同じキーで歌ってるのに、人によって響き方が違うのを、毎回不思議だなあ、面白いなあと思う。

(リードは伸二さん→杉ちゃん→かとち→どなたか です。記憶違いあったらごめんね)

 

"How High The Moon"。10周年の曲なので、色んな思い入れが深い。聞くのをすごく待ったし、今も待ってる人がいて、届かないものには、どうしたって本当に届かない時があるんだなあという、月が照らせない影を見ている。

最初はゆったりと始まって、杉ちゃんがメインの中盤のスキャットを前後して勢いよくなっていく。高速でスリリングな曲が増えた!Youtubeに上がったときはそんな気配なんてさらさらなかったので、ライブで回を重ねていくのが見られるのは面白いなあ……

 

ステージ後方から椅子を出して、座りで"New York City Serenade(Arthur's Theme)"。AORが結構好きなので、こういうアレンジ嬉しい。杉ちゃんのリードがきれいに丁寧に音階を下がっていく。コーラスは音域を広げて曲の色を深めていったり、杉ちゃんと一緒に下降ラインをなぞっていく。中盤の吐息のようなコーラスがぴったり合うのが素敵。月が見えない、明けない雨の夜に一緒にいたい曲。相手とわかりあえるかどうかは別として、表現で語る、ということに意味があるんだなと思った。

(今回この曲は"Best That You Can Do"とも称することを知ったので置いておきます)

 

「月の曲多かったね」そうね。タイトルに入らなくても、レパートリーに自然と集まってきてるのが面白いよね。

 

「(仙台)定禅寺ストリートジャズフェスティバルに合わせてアレンジした曲」といえば、"As(永遠の誓い)"。おなじみStivie!座ったままで伸二さんリード!

膝を組んだり、足先を遊ばせながら軽やかに歌う伸二さん。ものすごく伸二さんの発音が好きな部分があって、毎回惚れ惚れする。同じ曲でも立ちと座りで印象が違うのにすごくびっくり。リードもさながら、"Until-"のコーラスの印象が違う。音が鳴る高さと、コーラスの時に動かないのがあるのかな。私、こっちのバージョンがすごく好き。

健ちゃんはコーラスを入れながら、後半に向けてエネルギーを溜めていくんだなっていうのが見ててわかる。伸二さんから後半のリードを継いで、またコーラスに戻っていく。伸二さんも健ちゃんも、たまに立つことがあって、そういう瞬間もまた楽しい。

最近レパートリーに増えた曲は、場数を踏むごとにエネルギーが充填されていくのか、公演ごとに、そんな一面もあったのか! って、聞くたびに新鮮に感じることがたくさんあって楽しい。

 

そしてそんな健ちゃんがMCを受ける。Asの和訳の解説がよかったです。「ミュージック・ディレクターの吉田圭介が、先日結婚いたしました!」おめでとうございます!「背骨が痛い」なんで?「家族が増えて……犬を飼い始めたからかがむことが増えて」サンディ君!

「披露宴はぎりぎりやれて、でもこんなご時世だから呼べなかった人もいて。でも、こいつら(メンバー)を呼んで1曲やりたいなーって。大晦日ずっとアレンジ書いてた」新郎……

圭介「TAKE6っていう黒人のアイドルグループがいて」加藤「うちらにとってのアイドルね」ということで、TAKE6の"Bless this House"。「この家に祝福を、この屋根に祝福を、そしてBROAD6を愛してくれている皆様ひとりひとりに祝福を」

6人が近づける限り近づいて、"Bless this House"。そう、圭介さんの結婚報告があったときに真っ先に思い出したのが、去年の12月のブルーノート東京公演だった。BROAD6って相対的にプライベートなことをあまり持ち込まない印象があったから、この一連のエピソードは、圭介さんにとってBROAD6がきちんとした居場所になってるんだな、って聞きながら思う。真っ当な教会音楽の音がして、きちんと祝福される人たちの集まりなんだなって思った。

 

日替わり。初日の"On the Sunny Side of the Street"はイントロの伸びやかなかとちを見守り、賑やかなユニゾンを楽しむ曲だと思ってる。健ちゃんのリードから鮮やかに転調していくのも素敵。前の曲と合わせると、メンバーそれぞれに日が差す通りがきちんとあって、一緒に並んで歩ける人もいるんだなーって実感する。いい曲だなあ。

2日目、"There Will Never Be Another You"。こちらも賑やかに始まる曲。圭介さんが勢いをつけて刻んでいくリズムが好き。後から来るコーラスが誰の声だかわかった瞬間に、曲の解像度が一段階上がって楽しい。杉ちゃん→健ちゃん→かとち→伸二さんとソロのスキャットがあって、圭介さんのボイストランペットがあって、最後まで賑やかな曲。こっちも聞いていて純粋に楽しい曲。

 

北さんの深みのあるリードから始まって、続くは"Spain"。前半は伸二さんのリードに合わせて手拍子が打てるけど、後半ループするにつれて難易度が上がってくる。この「同じように見えて、気づいたら全く違うことをやっている」感じが面白い。

 

公演タイトル曲、"Sing,Sing,Sing(With a Swing)"!これ、すごかった!リードが入れ替わり立ち替わりして、それぞれの見せ場があって、ミュージカル(の劇中歌)みたいな構成。杉ちゃんから始まって、音の花が一気に咲いていく。健ちゃんがボイパ、圭介さんがベース、残り4人がコーラスをやる一瞬があって、たくさんの人に聞いてほしい曲だなって思った。審査時間があったときのハモネプのアクトゾーンに入れ込んだらたまんないやつ、で伝わるかな……

健ちゃんはその後コーラスにも回る。最後に音域が幅広いユニゾンのコーラスが一気にきて、最初から最後まで「BROAD6すごい!!」となった1曲。本当にすごかったんですよ。たくさんの人が聞ける日が来るといいなあ。

(リード順メモ;杉田→加藤→伸二(※記憶違いだったらすみません))

 

かとち「最後の曲です。今日はありがとうございました」、"L-o-v-e"。これは!リクアワ*3以来の久々!

かとちが最初にリードをとって、手でアルファベットをひとつひとつ示しながら歌っていく。"E"は指3本を90度に倒すんだよ……かわいかろう……*4

リードがかとちから伸二さん→杉ちゃん→健ちゃん と入れ替わりながら、ステージを入れ替わり立ち替わりしていく。今まで近づけなかった人にも近づけるように、楽しさが、愛がまんべんなくいきわたるように。

そしてこの曲、間奏に『Love is there』が入ってるんですよ!(追記部分に動画とiTunesなどへのリンクを貼ってます)

これ、INSPiのアルバムに入ってる、RAG FAIRとINSPiの共作曲*5で。それが組み込まれた曲を、20周年の今年にBROAD6の間奏でやる、っていうのがすごくグッとくるなあ……

再び"L-o-v-e"に戻って、楽しく豊かに終わっていく。本当にジャンルを問わず色々歌った2021年夏の公演でした。ありがとうございました!

 

 おまけ)

 

www.youtube.com

("Theme of BROAD6"→"There Will Never Be Another You(0:10-)"→"Smile(0:29-)"→Stardust(0:43-)"→"My Favorite Things(1:00-)"→"Love is there"(1:24-)→"Moon River"(1:32-) )

 

 

 

*1:2010.11.8 2nd TOUR"My Romance"以来-BROAD6の10年史(『アカペラ年表』への寄稿) - すきなものをすきなだけ

*2:

 

*3:2016年Motion Blue YOKOHAMA/名古屋ブルーノート

*4:初日はかとちが諦めて健ちゃんが"e"してました

*5:BROAD6はRAG FAIRとINSPiのメンバーで結成されています。10年史リンクとこちら (引地と北のあいまいなハタチの記憶 #6|引地洋輔|note )も参照