12/12 Acappella! Jazz! Christmas!/ブルーノート東京

とにかく「やれてよかったね」の気持ち。

(曲リンクは張ったり張らなかったりです……私のメモなので。あと音楽室もあるので当社比若干駆け足)

 

 

メンバーが入ってきて1曲目、かとちのたっぷりとしたイントロから入るのは、"On the Sunny Side of the Street"。第一声で歓声があがって、声が豊かに響く。もうほんっとに、高らかなかとちの声を聴いて、公演が打ててよかったなってつくづくと噛みしめる。

ニゾンが入ってくると会場の音の響きがよくわかる。サイドにいても近い人の声が過剰になりすぎない、均整のよく取れた音。そして、拍手がよく響く。

 

2曲目、"Autumn Leaves"。スタンダードに歌い上げてから、一気に圭介さんのパーカスでラテンアレンジに乗っかっていくのが、軽い悪戯を仕込んでるようで好き。「Autumn Leaves」のとこの声の重ね方はそのまま踏襲してるから、突飛すぎる感じがないんだと思う。健ちゃんの後半のリードの中央突破してくるところが本当に堪らない……

 

「Welcome Tonight,We Are BROAD」「6」こんばんは!

BROAD6でははじめましてのブルーノート東京。圭介「はじめてBROAD6を見るよって方」おお、やっぱりいつもより多め!圭介「とてもナイストゥーミーチュー」ほんとにそうね。

圭介さんから曲紹介を丁寧に。On the Sunny-は1929年世界恐慌の後にできてヒットした曲、Autumn Leavesは第二次世界大戦後、シャンソンとしてでてきたものがジャズのスタンダードになっていった曲。

今までの各ツアー、 健一「AOR」伸二「ディズニーとかね」加藤「Swing!!っていうのも」「ビートルズも」とまあ色々やってきたけど、今回は? 圭介「この1回でBROAD6のことがよくわかるラインナップです」おお!よろしくお願いします!

 

"Someday My Prince Will Come"。しっかりした3拍子にのっかる、杉ちゃんの堅実なリードがちょうどいい。ストレートに聴けて安定感がある。中盤の流れるようなスキャットにゆるりと身を任せて、音が進んでいく感じが気持ちいい。かとけん"He'll whisper 'I love you' ~"もまた聴きどころ。

終盤にひとりひとりがリードをとっていくところで、それぞれの緊張とか、細かい声の出方が手に取るようにわかる。生々しさと感情とが直で伝わってくるシーン。それぞれの人間性が際立ってくるので、見てて本当に好きな一瞬。

 

圭介さんのベースからかとちが入って、他のメンバーも後に続く。一旦下がった伸二さんが前に出てくるのはもちろん"My Favorite Things"。ああ、誰かを探して、見つけて、その人に向かって歌ってるんだなって思う。一挙手一投足が、声の伸びと発音が本当に美しい。

健ちゃんからひきとる間奏をたっぷりと丁寧に。それぞれのフレーズをより俯瞰的に聴けて、すごくぎっしりと「お気に入り」の箇所が詰まっている曲なんだなと改めて。また下がった伸二さんも合流して、後半のユニゾンが膨れあがっていく。すごい。これ、本当にすごかった。

 

"Moon River"。あ、ブルノの照明さんは白なんだって思う。白に少し青と黄色が混ざった色でメンバーを照らす。

かとちのとるリードに煌めきがあって、本当に美しい。歌詞に沿って動くコーラスも、後から歌詞をなぞるコーラスも、ざらつくきらきらとした音がする。導入で一瞬リードを取る北さん、2声でオクターブ離れたユニゾンを取るかとけん。一瞬一瞬が、本当に美しい声の重なりでできていて、「音に酔う」ってこういうことなんだな、って毎回すごく実感する。

 

MC。映画音楽の曲が3つ続いたね!なんて話とメンバー紹介。パートも言ってくれたのが嬉しかったです。

加藤「ミュージックディレクター&ベース、吉田圭介」「圭介緊張してるよね」MCが硬めというか、お行儀良いというかね。加藤「2nd荒井健一」「荒井健一です、緊張してます」伸二「両サイドが緊張してる……!」その後4th伸二さん(奥村伸二)、3rd杉ちゃん(杉田篤史)、5th北さん(北剛彦)、トップ&リーダーかとち(加藤慶之)と続く。

オリジナルカクテルの紹介もここで。Berry6*1、またも健ちゃん命名。良い仕事をする。

圭介「去年よりは少ないけれど、街にイルミネーションも増えてきてて。今年色々あったけど、少し早めに今年を締めくくる曲をやります」

 

きよしこの夜(Silent Night)』。あら日本語!珍しい!1番は伸二さん、2番は健ちゃん。ところどころ英語っぽい発音を混ぜつつ歌い上げるふたりがつくづく器用。健ちゃん「ぬかづきぬ~かしこみて」とかとか。

元々が讃美歌だから、日本語の発音一つに対してすごく音が動く箇所が多いんだけど、それぞれ丁寧に音を追っていってる。

その後はスキャットで1ループ、英語詞に切り替えてもう1ループ。スキャットは北さんが最初ちょっと立つんだけど、段々とコーラスの合間に消えてゆく。ここも本当にきれいでね。そこからユニゾンに切り替わっての"Silent Night"、構成とそれぞれのメンバーの声の立たせ方が本当に見事だと思う。

 

続くは?待ってました、"Winter Wonderland"!杉ちゃんリードの部分で目まぐるしく拍子もテンポも変わる。面白くて楽しい。にこにこ笑顔の杉ちゃんと伸二さんがリードを取るのがよく似合う。

中盤で健ちゃんがね~雰囲気も曲調もまるで違う全然別の歌を歌うのがすごく良くて。曲名がわからないからすっごいがばがばした感想になってしまって申し訳ないんだけど。それでもすごく惹きつけられて、惚れ惚れして、どきどきする瞬間だった。

(追記;"Have Yourself a Merry Little Christmas"だそうです。教えてくれた人、本当にありがとう!)

 

"The Christmas Song"。こちらはかとちリードでしっとりゆったりと。6人分のスナップがパチッと決まるのが気持ちいい。休符がぱちりとあうということは、音符ももちろんあって動いているわけで。リードを立てるところ、混ぜるところ、一緒に動くところがそれぞれしっかりしてる。どこで聞いたかな、「クリスマスは誰にも等しくやってくる」っていうフレーズを思い出す。ここにいる人、いない人、病める人、健やかな人、誰もに。

 

かとちのフレーズ始まり。圭介「みなさん、ここからはラストスパートです」このフレーズは"One Note Samba"!

これは伸二さんがぴっしーと音を動かさず取っていくリードも、裏で字ハモ取ったりリズム取ったりするコーラスも好き。北さんがぴっしり支えているのがいいですよね。

間奏でメンバーがリズムで応答するコール&レスポンス。その最後のリズムを拾って後半がスピードアップ。「まじで!?そのテンポでこれからやる!?」って、目が点になったり、笑っちゃったりもする。これは、ついていく全員がもれなくすごい。それぞれに後でいいことがあってほしい。

 

"There will never be another you"。緊張してた感じがほどよく抜けたのか、改めてすごく穏やかな一幕。それぞれのソロフレーズもよく踊っていく。楽しそうにやってるそれぞれの笑顔が本当によく見えて、改めて、ここでやれて、公演が打てて、本当によかったなって実感したら、景色が途端に滲みはじめてしまった。普段からちゃんと聞こえてる歌詞が、突然鋭く意味をもって飛び込んでくる瞬間っていうのかな。それがあって一気に決壊してしまった感じ。

 

圭介さんのベースラインが動く。これやるのか!"Come Together"。等速/倍速に手拍子でしっかりついていく。

間奏では圭介さん(ベース)と杉ちゃん(スキャット)と健一さん(ハイハット)が前へ。主に圭介さん×杉ちゃんのかけあいがメインで、健ちゃんはずっとリズムを刻む。前に出る3人にも、後ろから見守る3人(北・加藤・奥村)にも、それぞれの性格が出てて毎回見ていて面白い。ひとりずつ合流していくと、どこのパートがどう増えていくかがよくわかって楽しい。杉ちゃんは指振り交通整理。

 

加藤「本日最後の曲です。今日は本当に、ありがとうございました!」最後は"Caravan"。なめらかで複雑で、スリリングで美しいメロディーがずっと続いていく。

圭介さんのアドリブパートがあって、北さんが客席を見回しながら手拍子を打つ。会場を見回しながら、いいよ、その調子!って笑顔で応えてくれる。つけられる限りの動きを付けて、踏める限りのステップを踏んで曲が進む。混沌とした中を、希望を見ながら、照らしながら歩いていく曲だなあと思う。かとちのソロフレーズが、伸びやかさと危うさをもってゆらめく。

 

EC以降は別記事に回します。音楽室の方が先になるかもしれない……

あと、役目を終えたかと思うので、年内で音楽室1-3、weプレライブの記事を一旦非公開にします(音楽室のセトリか予告は別場所に吸い出す予定です)。読みたい方はお早めに!

 

blanche573.hatenadiary.jp

 

*1: