2/22 Cool STYLE vol.3(その3)/表参道GROUND

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リーダーが召喚されたので、はけていくしゃかりき一同。

「……洋輔、毎年ありがとうね」「こちらこそ毎年お招き頂きありがとうございます」青いゲストと白い主賓。

 「洋輔って前アルバム出したじゃない?」「"Family"ってやつですね」うなずくかとち。「ちょっとその中の曲をやろうと思って。『記念日だらけのカレンダー』って曲があるじゃん、あれコーラスが後ろですっごい色んな言葉が入ってて、さすが洋輔だなーって思って」「あれはRAG FAIRで歌ったやつがCDになってて、それがまたソロアルバムにも入ってるので、2種類のバージョンがリリースされておりまして」「そんなことよりさあ、」そんなことより!?「この曲、元々は配信だって聞いたんだけど」「最初は番組の企画が元で、10年くらい前に配信でリリースしたんですけど……」あれ?音源3種類? 「CDは2枚ですね……」

「加藤さん、」ちょっとなにか言いたそうになるリーダー。「今日わたくし"スペシャルゲスト"として来てるんですよ。"スペシャルゲスト"であるにも関わらず、そのような扱いを受けるなんて。加藤さんには選択肢が2つあります。謝るか、誠心誠意謝るかのどっちかです」ちょっとしょもんとしちゃうかとち。「これはもう裏切りですよ。これがほんとの"ハイシンコウイ"」どやるリーダーと拍手。「……ありがとうございました」リーダー、満足気な顔で帰りかける。「いやいやいやいや」スーツの背中引っ張って引き留めるかとち。「もう仕事が終わったかと思って」

「そう、だから今日は洋輔のこのコーラスを俺やりたくて。最初のこれなんて言ってんの?」「"Make 記念日"*1。今日はもうそこだけ伝わればいいんで」

 

記念日だらけのカレンダー』。リーダーのアルバムバージョンに忠実に。山根さんはまたエレキ。イントロのコーラスで、ふたりが顔見合わせて、にっこり笑って同じフレーズをなぞってたのが好きな一瞬で。

最初はリーダーを前に出して、コーラス入れるのを楽しんで支えるかとち。ゆうきさんとのツインの時も思ったけど、相手がいるから自分がいるんだ、っていうスタンスがきちんと出てて、そういうかとちを見るのが好き。

2番で自分がボーカルに回るときも、歌詞の細かい押韻をスッと拾って歌ってて、かとちがリーダーの歌を歌うとこんなんなるんだ、って。

 

「ありがとうございました。せっかく洋輔が来てくれたから、RAG FAIRの曲もやろうと思うんだけど」2曲目!「『空がきれい』をやろうと思って。これなんか2に因まないかなってwikipediaとか見て調べたんだけど、『あさってはSunday』から2か月後に発売されてて……」「wikipedia本当のことしか書いてないからな!!」このご本人たちめ。

 

「『あさってはSunday』から2か月後の曲です、『空がきれい』」そのままイントロを始める力業のかとちがなんか可笑しい。

リーダーはともかく、かとちがこれやるの、本当に珍しいね。かとちが大方礼央さんのパートを取って歌っていく。Bメロのリーダーパートのギターフレーズを、かとちがギター弾く手をしながら「Pa-wa」ってなぞって、それもかわいくて。

Cメロで一気にツインになって、この曲のこの部分の、「交わりそうで交わらない」2つのメロディの進行は本当に上手いと思う。かとちが組んだ相手とかとち自身との、それぞれの2人の関係性が選曲に、歌に透けて見えて。交わりそうで交わらないかとちとリーダーにとてもぐっと来た。

 

スペシャルゲスト引地洋輔ー!」「加藤慶之ー!」「もう一度呼びたいと思います、しゃかりきー! の3人ー!」譜面台を持って出てくるしゃかりき。 たろ「ダイナマイト・しゃかりき・サ~カスって名前だと、『誰がダイナマイトですか?』って聞かれたりする」3分割。 たろ「"ダイナマイト"、」ゆうきさん、 たろ「"しゃかりきサ~"、」たろうちゃん、 たろ「"カス"……?」KWANIさん……?  引地「粕漬け美味しい……」すかさずおいしくするリーダー。

「……なんかね、今日って222日なんだけど、"にゃん・にゃん・にゃん"で"猫の日"でもあるみたいで。俺今までそんな知らなくて……」 たろ「TwitterとかFacebookでよく猫の日~って色々あがってたりしてますけど」あんまり見てなかったらしいかとち。「それで、ちょっと猫にちなんだ曲をやろうかと思って……」 猫にちなんだ曲って? カニ「『黒猫のタンゴ』とか」ああー。 引地「『猫の恩返し』とか」風になる! たろ「今日実は髪型も……」\かわいー/  加藤「そこも猫か」カニ「最初ミッキーマウスかと思ってた」 引地「天敵……」笑っちゃうリーダー。

「そう、猫にちなんだ曲をやろうと思ってたら、しゃかりきの2人が、ちょうど映画の"CATS"の吹き替え版のコーラスに参加してて」KWANIさん&ゆうきさん!

「じゃあそのままCATSの曲をやろうかって話になって。それで候補の曲をいくつかゆうきさんに送って」 ゆうき「"CATS"っていうと"memory"とかが有名だけど、もうちょっと別の曲ができないかなーみたいな話を加藤さんとして」 加藤「で、"ジェリクルソング"っていう曲をやることにして。これはほんとに最初の方の曲で……」 たろ「歌ものとしては最初だけど、劇中歌としてのトラックは2番目なんですよね」「ほんとだ、2って書いてある」

カニ「(映画)観にいきました」おお! 「自分の声わかったりした……?」「歌ってるところはね。『ここ歌ったな~』って感じでわかるくらいだったけど」ああー。

たろ「これ歌詞も2つのバージョンがあるみたいで、新村さんは元々別の方を知ってらして」 新村「聞いてると違う歌詞が出てくる(オフマイク)」たろ「今の話みなさん聞こえました? 聞いてると違う歌詞が出てくるみたいです」

たろ「大変な曲なんでね、我々ずっと譜面にかぶりつきっぱなしになっちゃうかもしれないんですけど」ゆうき「昼やったからちょっとは余裕が出て、顔あがると思いますけど」 おおごとだ……!

 

ジェリクルソング』。珍しく日本語バージョンかーとか思いながら聞いてったけど、これ、ステージにいるもれなく全員が大変なやつ……だよね……!?

ワンフレーズずつ台詞のように区切った序盤の歌回しと、細かい曲展開とが積み重なって、どんどん世界が広がっていって引き込まれていく。新村さんと山根さんが静かにリズムを刻んで、みったさんがさりげなく入っていく。それが積んであるから、一気にテンポが上がってユニゾンになったときの迫力がほんとにすごい。

気づいたら、いつの間にか英語詞と日本語詞が織り交ざってて。多分これ、映画版を元に編曲を組んでるんだろうなあ……

上のCまで出すのは当然かとちで。みんなと一緒にいると、かとちはほんとにどんなことでもできる。

それぞれのキャッツを紹介するところはまたソロや数人ごとでのかけあいになって、たろちゃんとかは猫の手をしながら歌っていく。目まぐるしく歌う人が入れ替わっていくのがほんとにすごい。聞いていて楽しい!

またユニゾンに戻って、ふっとかとちにピンでスポットがあたって、「Jellicle songs for Jellicle cats」のワンフレーズをソロで高らかに歌ってカットアウト。

 

すごーい、これ、ほんとにすごい!! 拍手の熱気もすごくて! 猫派でよかった!!

「ダイナマイトしゃかりきサ~カスー! 引地洋輔ー!!」 譜面台を持って去る4人、のBGMはみったさんの「猫ふんじゃった」。みったさんのメロディーに合わせて、ポップにリズミカルに下がっていく。ありがとうございましたー!!

 

ひとりになったかとちと、聞き覚えのあるイントロ。これ、『GOLD FINGER '99』……の、原曲、"Livin' La Vida Loca"!英語だ!山根さんがエレキだ!

曲の合間で、多分自分なりのかっこいい表情で、両腕を交互に上下させるかとち。これ"Hot"要素なのか、それとも"カッコいい"方のCool要素なのか。かとちきっとそんな深く考えてないだろうから、多分後ろかなあ。

「えー、みなさんにも歌ってもらいたいと思います。2パートに分けようとしたんですけど、」一度はVサインを出しつつも、「みなさん歌えると思うので、2にこだわらず3パートでいきます」はーい。

日本語版の「A GHI CHI A CHI」を座席で分けて3パート。みったさんがいらっしゃると、こういう細かいコーラスがちゃんと組まれてて、私たちも歌いやすい。

 

「……ありがとうございました。次で最後の曲なんですけど、」\ええー/ 「……ありがとうございます。最後にやるのは"The Second Star To The Right"っていう、『ピーターパン』の曲で。日本語でいうと『右から二番目の星』っていうんですけど。この曲にはちょっと思い出があって。19年くらい前の話で……まとまってないから話が長くなるんですけど……

ディズニーシーがオープンする前、プレオープンの時に番組の企画でRAG FAIRに声をかけて頂いて。その時に歌った曲なんだけど、当時大学院の2年生で、修論に追われてて。デビューの話は頂いてはいたけれど、自分にとっては夢のまた夢みたいな話で。当時の映像を見てるとやっぱりアマチュアだなーって思うんだけど……

就活もして、内定もその時もらってて、そっちの現実的な夢を追うかどうかですごく悩んでて。メンバーと飲んで、結局デビューすることにしたんだけど。

でね、僕宇宙好きで。科学や物理学の進歩があっても、宇宙はまだ数%しか解明されてなくて、95%くらいわかってなくて。だから、突然夢のまた夢のようなことが現実になってもおかしくなくて。流れ星とか流れると、すぐお願いとかする方で。そういう風に星に祈ったりしていると、夢というのはちゃんと近づいてくるんだなあって……

自分で言うのもなんだけど、僕こんなんだからこの世界でやっていけるかどうか不安で……、後でその映像をみたんだけど、僕はただ歌うだけで精いっぱいだったんだけど、おっくんなんてすごいカメラ目線で。派手にお尻ふりふりしてる先輩もいるし。自分はこの世界でやっていけるか不安だったけど、メンバーがいて、こうやって見に来てくれる人がいて、今日も支えてくれるバンドメンバーがいたから、自分にとって夢のまた夢みたいなことを現実にすることができて。そういう思い出のある曲です。聞いてください。今日は本当に、ありがとうございました」

 

最後はみったさんと2人きり、"The Second Star To The Right"。

今こうやって聞くと、びっくりするくらいにシンプルな曲で。きらきらと輝くというよりも、段々と周りを照らしていくような、息の長い星でいて。

それでも夜の一瞬を切り分けて飛び込んできた星を、かとち自身が取り込んだ、その瞬間は確かにあって。きっとすごくあっという間な瞬間もあって、悩んで、苦労して、つらい時間もあって、それでもかとちはこうやって、息長く光り続けることを選んでるんだと思うと、今もその瞬間に立ちあえている私は、本当に、本当に幸せなんだなって。

*1:に聞こえたけど正確にはわかんないです。"Make it every"とかの可能性もある。気になったらリーダーに聞いてね