2/22 Cool STYLE vol.3(その2)/表参道GROUND


「せっかくしゃかりきが来てくれたから、今日はちょっとひとりずつと歌ってみたいなって思って。誰からがいいかな……たろちゃん!」たろ「はーい」カニ「我々2人はお邪魔ということで……」一旦ハケていくKWANIさん&ゆうきさん。

 

「さっき一緒になってあたかもなんも知らん感じ出してましたけど、リハとかやってて自分からだっていうのを知ってたっていう」うなずくかとち。

「加藤さんとは同世代で、結構今まで聞いてた曲かぶってたりして。で、今回はちょっとアイドルの曲をやろうかなってことになって。アイドルといえば、せーの、でちょっと一緒に言ってみたいと思うんですけど。せーの、」

SMAP」(かとち)

「嵐」(たろう)

ええ…………? って顔をするかとち。「ごめんごめん、今裏切った」

たろ「そう、お互いSMAPが好きでね。高校生の時によく聞いてたりとか、ライブ行ったりとか」「ライブ行ったことあるけど、なかなかチケット取れないんだよね」「ね」

「でね、そう……加藤さんと今から『どんないいこと』って曲をやるんですけど、最初の週の売り上げがおよそ22万枚だったそうです」おおー! 「……さっきめっちゃ楽屋で調べて。2に関することないかなーってwikipediaとか読んでた。オリコンずっと1位やしなーとか」

「私曲の途中で踊るけどいいですか」「僕踊れないけどいいですか」なんなら見ながら踊ってもらっても、みたいなのがあったようななかったような。

 

どんないいこと』。思ったよりアイドル系の曲ってライブでやらないなあと。こうやって聞くと、なんだか少し、反対側に夏風の香りがする気がする。

たろちゃんとかとちがお互いを見ながら声を合わせていく。歌詞が細かく作られているのが、ちゃんと伝わってくる。

私の中で、かとちはもっとキラキラした幸せとか、穏やかだけど強い感情を歌うイメージがあったから、こんな風に含みがある曲を歌うのが、なんかいい意味で意外だったというか。隠喩的というか、煮え切らないというか、ね。

予告通りに間奏で踊るたろちゃん。かとちは見様見真似で踊ったり、たろちゃんをにこにこしながら見てたりする。そんな2人の間でエレキベースを弾く山根さんもにこにこしてらして。

たろちゃんがくるっと一回転して、青いスカートがひらりと広がって、また歌に戻っていく。いいなあ、素敵だなあ。

 

「たろちゃんありがとうございましたー!」ありがとうございましたー!
「……次の方ー」待合室かい。「どうもー」KWANIさん!

「KWANIさんはもうRAG FAIRのサポートとしておなじみで……」「ずっとぼんぼん言っておりますけども。今日もぼんぼんいっとく?」「……いや、今日はちょっと、KWANIさんと歌いたい曲があって。前から気になってて、ちょっとやってみたいと思ってた曲なんですけど、King Gnuの『白日』をやろうかと思って」……!!「普段あんまり邦楽とか聞かないんだけど」「だから加藤くんからこの曲が来た時意外だった。これ選ぶんだ、って。でもこれ加藤くんに合うなって思った。きれいなファルセットの人と、低いボーカルの人のツインでやってて」そう、そう。 加藤「で、調べてみたら、この曲の発売が、ちょうど去年の222で」おおー! カニ「僕CD2枚持ってるんですよ。3枚出てるみたいなんですけど」加藤「で、Youtubeの再生回数が、今1.5億回とかで。あともうちょっとで再生2億回行くので、みなさんよろしくお願いします」カニ「"白目"、……PVのタイトルが最初にどーんとでっかく出て、それが"白目"に見えるっていう」

 

KWANIさんとのツインで『白日』。原曲の歌割をそのまま活かしたまま、ガンガン進んでいく。

かとちのちょっとエッジィなハイトーンと、らぐをメインで追ってるとなかなか珍しい、KWANIさんのリズミカルな低音ボーカル。それらがサビでツインになる……んだけど、決してハモらず、オクターブでそれぞれの景色を描いていく。それがそのまま、このふたりの距離感のようで。

KWANIさん、らぐの時はサポートに徹して下さるからなのか、割と「静」な感じで声を入れてる印象が強いんだけど、ツインでボーカルやると歌詞に合わせた動きがどんどんついてきて、すごく「動」的な印象を受けた。

これはお昼の話なんですけど、「首の皮1枚繋がった~」っていう歌詞で首に手刀あててぶったぎったKWANIさんに、すごくどきりとさせられた。

かとちもほんとうに歌詞の通りに悩みそうな説得力があって。それがそのままこちらに入ってくるから、めちゃくちゃ情報量が多い。

このふたりのこういうツインに、かとちはほんとにぴったりな曲をもってきたなあとつくづく思う。

 

「KWANIさんー!」ありがとうございましたー!「……次の方ー」「どうもー」最後はゆうきさん。

「ゆうきさんとやるのは"Ain't No Mountain High Enough"っていう曲なんだけど、これはMarvin GayeとTammi Terrellのデュエット曲で、結構いろんなところでカバーされていて」「『天使にラブ・ソングを2』とかね」「そうそう、俺それで知った」「これ男女のデュエット曲なんですけど、てっきり加藤さんがまた上やるのかなーと思ったら、今回私が上なんですよ。いっつも加藤さんがトップいって私が2ndとかいくのに」ええー!珍しいー!  ゆうき「これ結構色んなバージョンがあって、ダイアナ・ロスとかもカバーしてるんですけど、なんかもう、ダイアナ・ロスバージョンだと、歌ってるというよりは囁いてるみたいな、なんか喋ってるみたいな感じで」「ちょっとやってみてよ」ちょっとやってみてよ!? 「~~~~~……みたいな」後ろでみったさんがめちゃめちゃ笑ってらした覚えがありますね……

 

"Ain't No Mountain High Enough"。山根さんがウッドベースに持ち替えて、新村さんのドラムが響く。

ゆうきさんも歌いながら歌詞の単語に合わせて手の動きがついていて、しゃかりきは手で、身体で歌う人たちが集まってるんだなって思う。ゆうきさんの手に誘われるように、かとちも手がついてくるのが面白い。

原曲が純粋な男女デュエットなのは3曲やってはじめてで、ツインの時に声がぱりっと揃って響く。ゆうきさんを立てるためにかとちは一歩パート下がったんだろうか、とか考えると、かとちはきっと、どうしたら一緒にやってる相手がよく見えるか、みたいなのも考えてるんだと思う。

 

「ありがとうございました。しゃかりきと、あとゲストがもうひとりいるので、一緒に呼びたいと思います。……次の方々ー」 ついで感満載で呼ばれるリーダー。「しゃかりきー! と、洋輔ーー!」

引地洋輔ーー!!」……なんか服がめちゃくちゃ青くない!? どよめくくらい青いよ? 「……えーわたくし、毎年加藤さんのソロライブにゲストとして呼ばれてるんですけども、加藤さん毎年衣装の色があって。で、この前は緑だったので、緑の服を着ていったんですよ*1。そうしたら、それはもう色んな人に『それは緑じゃないんじゃないか』みたいなことを言われて。で、今年もお呼び頂いて、加藤さんに聞いてみたら、『青が入ってるといいな』って。加藤さんは『青が入ってるといいな』みたいなふんわりした感じしか言わない。優しいから。でも長年一緒にいて、最近気づいたけど、これは『青を着てきてほしい』というお願いだと。こうなったらもう、青に入ってくるしかないと思って。なので今年は青に入ってきました」リーダー……

 

加藤「これで全員揃ったので……」カニ「全員揃ったからなにやる?コント?」なんとなく起きちゃう拍手。 「コント去年やったしな」やってたね。たろ「昼公演も来てくれた人が多いみたいですけど、もうちょっとリアクションして下さいね」 加藤「全員揃ったので、アカペラをやろうかと思って」\おおー!/  加藤「Boyz Menの、"In The Still Of The Night"を」ちゃんとⅡでしっかりVサインするかとち。 \おー!/ 「そこまでやらなくてもよかったかな」

 

"In The Still Of The Night"。リードの後ろでコーラスが和音とフレーズで動く、割とオーソドックスなアカペラ。かとちリード、KWANIさんがベース。コーラス組に安定感があって、フレーズで動くところが聞いてて気持ちいい。

Coolというよりかは、温かさのある静けさというか。子音やコーラスの音がきっちり揃う気持ちよさと、かとちのリードの伸びやかな気持ちよさ。やっぱりらぐもしゃかりきもアカペラで育ってきて、こうやってお互いの気持ちいい歌い方とか、音の入り方とかをちゃんと聞いてるんだなって。それぞれの古きよきふるさと。

 

本編あと1本の予定です。気長にお付き合いください~