2/1 オレンジ・バズーカ (その2)/表参道GROUND

「みなさんお待たせしました、ゲストを紹介します。加藤慶之ー!」かとちー!「どうもー!」ああっ、NのTシャツ……かわいい……HMKNのN……

「さっきそこ(PAブースの上)でずっと見てたんだけど」「見られちゃってたのか」「もうね、最近の健一はほんとに表現力がすごくて、ハモカンとかずっと隣でやってて、歌とかいいなーと思って、もうなんでソロやらないんだろうってずっと思ってて、ねえ、みんなもそう思うよね?」拍手!! 「……ありがとうございます。ハモカンもう5年くらいやってて……5年?」「(20)15年からはじめたから、5年くらいだね」「加藤さんとはなんだかんだ最近ずっと一緒にやってて、もう月イチくらいで会ってる」「週に1回くらいだね」聞いてるこっちがによによしちゃう。

「さっきさ、最初のMCで、『今日は同年代の人とやれて嬉しいです』っていうのさ、ハモカンは10個くらい年上の先輩たちと一緒だけど、それが実は……、ってこと?」「そこ突っ込まれた……」渋い顔をする健ちゃん。「ハモカンで先輩たちと色々やって、勉強になることも多いよね」「結構大変だったりもするけど。
でも、加藤さんが来てくれてほんと安心してる。2~3曲をがーって集中してやるのは得意なんだけど、1時間半とかやってると、たまに自分の居場所を見失うことがあって。やってて『俺今どこにいるんだろう……』みたいな。だから加藤さんが来てくれると、ほっとする。こう、安心する。
コーラスの時も、加藤さんがトップで、僕がセカンド行くことが多くて。レコーディングの時も、『加藤さんどう歌う?』って聞いて、加藤さんにふんふ~んって歌ってもらってみたりして。で、その歌ってもらってるのと同じように歌ってみたりして。だから、加藤さんのこと、実は尊敬してる」ほっぺがほんのり染まって照れちゃうかとち。「……健一器用だよね」「加藤さんはほんと不器用だよね」あっこら。
「大学2年から3年くらいにあちこちのアカペラサークルふらふらしてたんだけど、もうあんなファルセット(裏声)が出るのは関東、関西、東京探しても加藤さんくらいしかいなくて。加藤さんがいれば男子だけでアカペラバンドができると思って」ほんとにね。「加藤さんの、努力し続けられる才能っていうのは、ほんとにすごいと思う。その時からずっと隣で声出ししてて、うるさい!とか、やかましい!!とかつい言っちゃうんだけど」恒例のかとけん話じゃないですか……すき……

「……あの、ちょっとさ、お互い褒めあってばっかなのもなんだから、ちょっとプレゼントを……ほら、誕生日が近いから……」「俺そんなつもりで今日にしたわけじゃなかったんだけどな」それでも嬉しそうな健ちゃん。さんはい、って会場をあおってハッピーバースデーの合唱を始めちゃうかとち。かとちは記念日のお祝い大好きだねえ。「ハッピーバースデー、ディア、健ちゃ~ん」

「フライングタイガーってお店があって、オレンジ色のものがないかどうかさっき必死に探してきて……」なんか……それは……なんだ……? トレーニンググッズ系のやつだね……?

「それ開けていいから」とか言いつつ、自分からてきぱき開けちゃうかとち。「開けてみたらピンクだったんだけど……」「ピンクみたいなオレンジみたいな」そしててきぱきと組み立てるかとち。ローラーを棒に取り付けて、それを床に転がして使うのかー。「今いちばん必要なやつだよ……加藤さんに毎回着替えてるとこ近くで見られてるからな」「ちょっとやってみて」今!? パッケージの人うつぶせでやってるけど見えなくなっちゃうよ!?

やってみる健ちゃん。「……これ腰にくる!きつい!」ちょっとやってみるけど、思ったよりすぐぺしゃんこになる健ちゃん。「後ろの方の人見えてないと思うけど、今健一が沈んでます」ご丁寧に解説するかとち。

「で、トレーニングの後にはちゃんとこれで汗拭いて……」あー!ちゃんとオレンジの色と形のバススポンジも出てきたー! 「爽やかな香りがしそう」こっちも早速使う健ちゃん。

さて、話はこれくらいにして。「加藤さんに歌ってほしい曲があって。『あさってはSunday』のカップリングで、『かえりみち』っていう曲があって。この曲は、元メンバーのおっくんが作った曲で」「元メンバーだね」ふふって笑って、話を受けるかとち。「彼らしい曲で、あたたかくて、やさしさがあって、早くおうちに帰って、あったかいシチューが食べたくなるような曲です」

 

かえりみち』。かとちが前に立って、健ちゃんは下がってコーラスを入れる。健ちゃんのソロライブなのにね。

でもさ、さっきの話を聞いてると、かとちと健ちゃんがずっと一緒にいて、長くお互いを見てきて、色んな所が正反対なんだけど、ちゃんとお互いのいいところを見てるわけで。それで、健ちゃんがいいと思ったかとちを見せてくれてるわけでしょ。いいなあ。

おっくんは感情を情景に落とし込む歌詞が上手いよね。かとちの歌い方も穏やかで、懐かしくて、おっくんが作ってかとちが歌うのももう何曲かあって、聞きながらいつかの鮮やかな『昼寝』も思い出した、そんなかえりみちでした。

 

「加藤さんともう1曲、これはデュエット曲で。Journeyの"Don't Stop Believin'"をやります。男2人のデュエットを……っていうとあれだけど」健ちゃんの発言にツボって笑っちゃうTABOKUN。

 

wakaさんのキーボードからはじまる"Don't Stop Believin'"。Journeyはやっぱりキーボードのフレーズが特徴的だなー。

どっかで聞いたことあると思ったら、ほんとにほぼ1年くらい前のかとちのソロで聞いた曲*1。さっきはかとちを立たせてた健ちゃんが、今度はがっぷり前に出て組んでいく。

パート分けとかはgleeのバージョンに近いかな、ポップでエネルギッシュで、どこまでも希望があるような。それぞれの歌い方のかっこよさもあって、2人が組み合わさった時の明るいエネルギーで、聞くこちらの顔があがる。これ、すごくよかった。

荒井健一ーー!」「加藤慶之ーー!!」もうね、拍手の音と密度がすっごいの。「加藤慶之でした」「また明日~~!!」明日!?

 

「次は円広志さん作曲の、『夢想花』を」さくっと次の曲に行く健ちゃん。『夢想花』、この流れでなかなか意外なとこ。
健ちゃんが歌うと、あ、この曲ってこんな穏やかな出だしだったんだって思う。健ちゃんが女言葉っぽい歌を歌うとちょっとどきどきする。サビ前の連符の粒が揃ってて気持ちいい。

ぱっとサビで熱を帯びて、サビが終わるとしゅっと落ち着いていく、健ちゃんの歌い方の性格がよく出てるのが面白い。

 

そのまま聞き覚えのある台詞が始まって……『ボラーレ』! 健ちゃんの歌が雲をぱっかりと割って、青空を吹き抜けていく。いつかの景色を、まだまだ鮮明に思い出せる。

後半は"Volare" "Oh-oh," "Cantare," "O-o-o-oh"でコール&レスポンス。最初はゆっくり、段々曲の速さに合わせて。ボラーレでやるのはなかなか珍しい! 毎回健一さんが気持ちよさそうに歌ってるから、どこかで私も一緒に歌ってみたかったんだろうな、なんて思う。た、楽しい!

 

「ボラーレと、その前にやったのは……『夢想花』で、これはちょうど俺が生まれたくらいの曲で、俺79年の2月なんだけど、この曲が78年の11月とかで、もうちょうどその時の曲で。……同じくらいだよね?」ガッちゃんを振り返る健ちゃん。「79年」「TABOKUNいつだっけ」「79年の2月」あら! 「何日?」「俺25日」これはガッちゃん。「9日」こっちはTABOKUN。「ちょっとセルフで……」そのままハッピーバースデーのベースラインをなぞりだすTABOKUN。

 

「……今日は『オレンジ・バズーカ』ということで、ちらほらTシャツとかパーカーとか着てきてる人がいて。ありがとうございます。そろそろQUEENをやろうかと思うんですけど…… QUEENのタオル持ってきてる人がいる!用意がいい!」すごー。
「『ボヘミアン・ラプソディ』がヒットして、観に行ったんですけど」フレディ・マーキュリーの人生とか、生き方とか、健ちゃんはなんかそんな話をしていた気がする。「ボラーレとかJourneyとかやっちゃって、ちゃんとやれるかどうか不安なんですけど」言いながら一旦下がっていく健ちゃん。ゆっくりとイントロがはじまって、白いマイクスタンドを取り付けて入ってくる。

一瞬照明があの映画の色になって、一瞬……ほんの一瞬、健ちゃんはあのフレディのポーズをして。幻覚に浮かされて見えたものだったとしても構わないくらいに、とてもよくできたシルエットだった。

 

"We Are The Champions"。すごい。ちゃんとやれてるとかやれてないとかじゃなくて、身体に「入ってる」。

自分の体が圧倒されて動かない。遠くで自分の荒い呼吸だけが聞こえて、目の前の歌の、音楽の、エネルギーの塊を自分の正面全てで受ける。嘘も偽りも間違いも、1ミリだってありえない。

歌詞の"We are the champions"で舐めるように会場を指していったり、やってる時の手癖が出る健ちゃん。"We are the champions"が重なるところを引き受けてくれるミサミサ、それを"And we'll keep-"で健ちゃんが持って帰って。

本当にすごいものを見せてもらった。
呆然としたまま大きな拍手が起きて、続くは"Don't Stop Me Now"。

wakaさんのキーボードと健ちゃんのボーカルから入って、一気に勢いづいていく。ガッちゃんのリズムが気持ちいい。引き続き揃ったコーラスを入れてくれる3人。ただただ、めちゃくちゃ好き。

健ちゃんのQUEENはさ、聞くたびに凄みを増していくからほんとうにすごいよね。私、この健ちゃんが見られるなら、聞けるなら、どこへだってついていく。

 

マイクスタンドを後ろにぽーんと放り投げて、勢いそのままに『Dream Maker』。健ちゃん、絶対確信犯。

"Go,go,go"、サビで拳の上下があって、"If You Really Want~"でPPPHやって、拳あげて。いつやろうが、身体が覚えてるのが嬉しい。

間奏のとこでミサミサが前に出てきてギターソロ……と思ったら健ちゃんが2つのランドリーバスケットを前に持ってくる。あー! ピンポン球!恒例のやつ! っていうか最初からステージにあったのね!?

そのままミサミサを前に出して、ピンポン球を客席に放り投げてくる健ちゃん。面倒くさくなったのか、途中からバスケットをひっつかんでごーんと客席に放り投げる。ちゃんと健ちゃんのソロで、ちゃんと良い意味で物騒だった。

 

ちなみにピンポン球、サインだけかと思ったら、開催年とorbzの文字入り。おおっ!って嬉しくなっちゃった。

 

「ありがとうございましたー! ベース、TABOKUNー!ドラムス、ガッちゃんー! キーボード、wakaさんー! ギター&バンマス、ミサミサー!荒井健一でしたーー!!」

 

奇しくもアップ日が2月12日! ハッピーバースデー健ちゃん!いえい!

*1:記事は今年のかとちソロまでに頑張ります