12/25 Oh!クリスマツリ2018/ザ・プリンスパークタワー東京Melody Line(その3)

 

 

M「みなさんお待たせしました~!!!」 Queenメドレーの勢いそのままに、だかだかとピアノを鳴らすみったさん。M「今年もやってまいりました、『クリスマツリ・スーパーメドレー』でございます!!」続いたー!

この力強いピアノイントロは完全に「まつり」。かとけんがそいや! とかよいしょ! とかしてたりしてなかったり。でもけろっと1曲目、"もろびとこぞりて(Joy To The World)*1"に突入してっちゃうの、毎年恒例だけどとってもおちゃめで、いい意味でずるい。そのまま"ジングルベル(Jingle Bells)"で鈴を鳴らすかとち、みったさんのフレーズが入って"赤鼻のトナカイ(Rudolph The Red Nosed Reindeer)"へ。これ、全体的にジャズ寄りのおちゃめなアレンジで、特に前半が裏拍カウント強め。かとちの胸元でお鼻ぴかぴかさせて先導してる。続けてそのまま"そりすべり(Sleigh Ride)"。健ちゃんが鳴らす「鈴なりの鈴」はスレイベル。ほんとに細かいとこまでぬかりない。

リズムで楽しんでたところから一転、"Last Christmas"。かとちのトップが一気に風景を変えていく。健ちゃんが描くこの風景がたまらなく好き。そして楽器が連符で刻々と列車の音を刻み始めて、続くは"クリスマス・イブ(English Version)"。この2曲をたっぷりとした息遣いで聞かせる健ちゃんが大好き。健ちゃんが「叶わない歌」を歌ってると、すごくぐっとくるものがある。

間奏のカノンパートからかとけんがひきとって"もみの木(O Christmas Tree)"。この幸せそうに歌うかとけんに対して、年長組がなにやら言いたそうな感じ。「オー、クリスマツリ、オー、クリスマツリ、師走のまつり」こぶしを効かせて応える年長組。かとけんは不思議そうに幸せそうに「O  Christmas Tree」で応える。もっかい年長組が「漢のまつり」で引き取ってそのまま「まつり」!! ここで手のひら返して力強くこぶし入れてくかとけんがほんとに好き。「ご一緒に!!」とか言っちゃう健ちゃん。なにを……?

この「まつり」のすごいところは、原曲に忠実な演歌のパートと倍速でジャズっぽいパートが交互に繰り返されるところ。なにを言ってるかよくわからないと思うけどこの通りなんですよ。

倍速パートの「まつりだまつりだ」から「サバダバサバダバ」になって「11PMのテーマ」になだれこみ。かとけんが今度はコサックダンス。色々ほんとによく動く。

続いては"Wonderful Christmas Time"。ここでまたしっかりコーラスを重ねて鳴らす。"Ding,dong,ding,dong……"から"荒野の果てに(Angels We Have Heard On High)"。さっきはちょっと動きがあったけど、こっちは讃美歌(キャロル)ベースなので一声一声が丁寧に積まれていく感じ。個人的な話をすると、中高キリスト教系列の学校で育って毎年やってたから、これをちゃんとしたピアノで聞くと、ああ、クリスマスだなぁ、ってしみじみ実感する。

そして長谷川さんがギター1本で引き取って"The Christmas Song"。これもある意味"クリ"スマツリ。気持ちよさそうに歌う傍ら、残り3人はいそいそとサンタの支度。光田サンタが長谷川さんを狙って……長谷川さんについたのは緑のトナカイ! きらきらしてて素敵!

そんな4人で「あわてんぼうのサンタクロース」。このメドレーで日本語詞って意外と珍しい。リンリンと水色のリングベルを鳴らしてくれるのはかとちサンタ。

続いて聞き覚えのあるにぎやかなフレーズ、ダカダカダ、「みつけんサンター!」と高らかに歌うのはもちろんみったさん。ご存知「マツケンサンバ」ですね。そして続くは、「あらけんサンター!」健ちゃんその首に巻いたぐるぐるぴかぴかLEDは一体どこから持ってきたの……っていうかどこで制御してるの……

N「母さん!俺俺、俺だよ!」それはオレ違い詐欺。

いよいよメドレーも終盤、"White Christmas"へ。ただ、なーんとなくまだ終わらない気がするようなしないような。こういう曲が、声が重なってゆっくり響くのがいいなあ~。

ここで! 今年の新曲!「恋人がサンタクロース」!! 超超超終盤だから、もう今年新曲入らないのかあってちょっと諦めちゃってた。こんなところにねじこんでくるとは思わなかった! なんだこれ!びっくりした!
背の高いサンタクロースでちょっとにやついちゃうのは仕様ですね。しかもそんな背の高いサンタかとちがもう1曲、"Happy Xmas(War Is Over)"。これもメドレー新曲。確かに今まで入ってなかったなあこれ。

そして突然、もったいぶって台詞*2を始める面々。あっけにとられていると、そのまま健ちゃんのLEDがもっかいぴかぴか光って交響曲第九番『合唱付き』(第九)」へ。これドイツ語でやるのが恒例なんだけど、この世にこんなに情報量が多い第九があろうとは、という。もちろんかとちはトップへいくし、健ちゃんはマイクとの距離保って鳴らすし、年長組もここぞとばかりに踏ん張る。クリスマスと年末が腕組んで一斉に来ていっぺんに踊り始める、みたいな……

でもこのメドレーの面白いところは、最後の最後が"Silent Night"なところなんですよ。あんなに色々やって、散々騒いだのに、すーっと静かにおさまっていく。みったさんのメドレーの終わらせ方、こうやってジャンルもアーティストもごちゃ混ぜにした時の終わり方が、本当にすごく巧い。

 

M「『クリスマツリ・スーパーメドレー』でした。これ毎年毎年曲が増えていって、もう何曲あるのか数える気もしない、っていうやつですけど……」H「ちょっとこれ(頭上が)どうなってるのかわからない」ステージ真ん中のほっそい鏡を見る長谷川さん。M「似合ってますよ」
M「どう? なにやったか最初から振り返っとく? なんならもっかいやる?」いやいやいやいや。M「今年の新曲は、ユーミンの『恋人がサンタクロース』と、ジョン・レノンの"Happy Xmas"―、"War Is Over"でしたね。加藤君の歌い方似てるよね。ジョン・レノン(の真似)できる?」K「……できないですね」M「でもなんでもできるよね? タラちゃんは?」K「……ママー↑」唐突に声真似を振られるかとち。 N「……その後、"ooo-"ってやって」突然入ってくる健一さん。 K「???」N「だから、ママー、」K「ママー↑」 N「その後、"ooo-"って」 M「"Bohemian Rhapsody"の」みったさんが解説を加えてピアノを弾きだす。K「……ママー↑」なんてこったい。

そのままサザエさんのBGMを弾き続けるみったさん。タラちゃんなかとちは律儀にピアノ奥に引っ込んで、走って出てくる。K「……おなかすいたです↑」もういっかい。K「……メリークリスマスです↑」もういっかい!? K「……もういいです↑」でしょうねえ。

M「クレヨンしんちゃんは?」K「……ママー」なんか探り探りなかとち。すっかり面白くなっちゃったみったさん、もっかい"Bohemian Rhapsody"のピアノイントロ。K「……ママー」後で気づいたけど、しんちゃんは"ママ"って言わないね……?

M「……このクリスマツリが毎年恒例になって、僕らもすごくこのクリスマツリを毎年毎年楽しみにしてるんです。ハモカンは毎年夏頃にちょっとやって、秋にかけてツアーをやって、1か月とか2か月かけて全国を回って、そうやって色んな所の人たちに会いに行けるのが嬉しくて。みなさんひとりひとりが元気でいて下さったらなって思うんです。どうしたって元気じゃない時はありますからね。心も身体もね。でも、そんなことがあっても、1年に1回や2回、そうやって僕らが会いに行くのを楽しみに待っててくれる人がいる、っていうのが、僕らにとっても嬉しいんです。
最後にやるのは「ヨロコビウタ」っていう曲なんですけど、この曲は~Your Sight,My Delight~という副題がついていて。この"Sight"っていうことばには、"存在"っていう意味もあって。そうやって会える、応援してくださる皆さんの存在が、"僕たちの喜び"なんです。今日はほんとうに、ほんとうに長い時間、ありがとうございました」

実はひっそり今日横たわっていたんだろうな、ことばから改めて世界を見ること。最後の最後の"喜びの歌"。「ヨロコビウタ~Your Sight,My Delight~」。
例年盛りだくさんなんだけど、ほんっとに今年のクリスマツリはいっぱいあって。歌詞がゆるやかに視点をあげて、今日、今ここにいる自分を俯瞰させていく。ビルの間を駆け抜けてたどり着くまでの道は、やっぱり今日もすごく寒かった。
会えること、それまでお互い準備をして待つ、待てることのよろこび。あと、自分の生活に直接関われるわけじゃないのに、「あなたを守ること」が「大切」だって歌って下さったのがすごく嬉しかった。無条件で護られてる、っていうのって、こんなに安心するんだなって思った。みったさんの言葉の選び方も、本当にすごく丁寧なんだもん。今年も本当に、ありがとう。

*1:以下、英詞の場合は末尾に()でタイトル呈示

*2:シラー「歓喜の歌」