09/26 We Love Music♪ 2部/六本木CLAPS

いつもより短いような休憩のあと、去年聞いたことのあるような音楽が……もしやまた……ああ……黒縁眼鏡のあなた方ですか……

 

テーマソングのあと、バンマスさんがご挨拶。
M「みなさんどうもこんばんは、今日はハモカンさんのライブにお越しいただきありがとうございます。我々流しをしている者なんですけど、我々の特技としてね、"他人のライブに乱入する"というのがございまして、今日もこうして歌いに来たわけですけども。……あっ申し遅れました、わたくし"光山田健一と六本木ロマンチカ"でございます、どうぞよろしくお願いします」よろしくお願いしますー。
M「本来我々のバンド、バンマスが毎年変わるようになってるんですけど、今回は他のメンバーに拒否されてしまったのでわたくしがずっとバンマスをやってるんですよ。バンマスになったら金のネクタイがつけられるのに、どうしてなんでしょうねえ」ちょっと渋い顔をする3人。

M「我々普段はムード歌謡を中心としたレパートリーでお送りしているんですけども、今回はちょっと毛色を変えたものをお届けしようかと思って。日本が世界に誇るテレビアニメがありますでしょう。そのテーマ曲、……の、エンディングをやろうかと思うんですよ。なぜなら厳しいご家庭に育つと、アニメを見始めて、本編があって、『いつまで見てるの!』とか『勉強しなさい!』とか言われてですね、こうぶちっと電源を切られたりして、エンディングテーマというものをご存じない方がいるかもしれない。ということで今回エンディングテーマをお送りしようかと思うんです。題して『日本が世界に誇る名作TVアニメ・知られざるエンディング名曲メドレー』……題してみましたけどもですね、特に省略とかはないんですね。それではどうぞお楽しみください」

 

最初は『永遠にアムロ』。しょ、初代(機動戦士)ガンダム……!しかも荒井さん(っぽい方)じゃないですか……!去年のGet Wildといい選曲がめちゃくちゃにいい……!

続いてウクレレのイントロから始まって、長谷川さん(に似てる方)が『やつらの足音のバラード』。はじめ人間ギャートルズですね。健ちゃん2人でリコーダー、かとちはカバサやっての後半ハイトーンフレーズ。ウクレレでやると、この素朴な感じがよくあってる。

お次は『はじめてのチュウ』。これもおなじみキテレツ大百科。みったさんがギロで、健ちゃんがクラベス。そして歌うのはもちろんかとち(によく似た方)なんですけど、日本語詞は存分に妙なこぶしを効かせて歌い、「ヤッター、ヤッターヨー」は完全にタラちゃんだし、それでいてサビの英語はきっちり歌ってユニゾンしてくるって、器用だなあ……

 

最後は『真(っ)赤なスカーフ(宇宙戦艦ヤマト)』。健ちゃんの楽器はそのまま、ギロがかとちに交代。相変わらず光(山)田さんは歌いながら客席前方に握手をお求めにいらっしゃる。その後ステージに戻ると、マイクと口元の距離をたっぷり開けてみたり戻してみたり。……リーダー、逆にそれ音ちゃんと入ります……?

そして最後でこっそりギロに祈っちゃったかとちなのでした。 

 

M「ありがとうございます。いやーこの鳴りやまない拍手、本当にありがとうございます」再び鳴り出す拍手。M「ご好評にお応えして、それではもう一周したいと思います、いってみよーう!」まじでー!?

 

2周目の1曲目、『ルパン三世(のテーマ)その2』。健ちゃん(に似た方)からもう一周。かとちが口笛。ここをストレートにしっかり歌い上げるので、アニメ本編の熱情がある感じが静かに伝わってくる。いいっすよね、ルパン。

 

続くは『ド根性でヤンス(ど根性ガエル)』。長谷川さん(っぽい方)をフィーチャーして手の振りをつける3人。ウクレレにのせてその手の振りと、「pa-wa」とか「palalalapa~」っていうコーラスがつくのが楽しい。長谷川さん(っぽい方)の歌い方もまたいいんだよなあ。

さっきとは順番入れ替わって、光山田さんが『今日もどこかでデビルマン』。バックのかとけんコーラスが英詞になってたり、コーラスとリンクした振りがついてたりして、細かな本気が見える。
光山田さんは歌い方をかなり寄せてきてるし、もう一度握手しに回るし、会場にデビルマンを探したりする。残されたかとけんの振りも作りこまれてて目が離せない。けんちゃんは手で数字、かとちは……えーと……?
ここ後で情報頂きましたが、√2(加藤)≒1.41421356(荒井) ということだそうです。仕事が細かい……

かとけんコーラス「Who are you?」でフィニッシュ。

次は一転して……あっこのイントロ……アッコちゃん……ふえええ……『すきすきソング』じゃないですか……
かとちがのっけから全力出してきてるのもさながら、実は後ろでやっぱり全力でうごうごしてるみったさん&健ちゃんのW健一コンビもかわいい。G*Hさんとこで上がってるとこがちょうどここなんですよ……かわいいな……

一人二役でまあまあ普通に歌うかとち。2番から入る合いの手が「ハァ~どうしたカトちゃん」に変わって、K「勉強やれい」を受けて「変な声カトちゃん」 K「アッコちゃんです♡」

オチたので最後にもう一曲、全員で前に出てきて『元祖天才バカボンの春』。リコーダーも最後までフル活用して、こういうとこでほんとにきっちりそろえてくるのがハモカンですよね……

 

M「……はい、ということで2部をお送りしているわけですけども」ごそごそやってバンマスタイやら眼鏡やらをしまって、また前にでてきて仕切り直し。M「さっきまた誰か来てたみたいですけどね、2部はこれからですから」

M「選曲7割方ここふたり(M&H)で楽しくやってたんですけど、ここ(M)とここ(H)がひとつ違いで、そこ(K)とそこ(N)もひとつ違い?」K「ですね」M「で、こことここの間には深い大きな河があって」N「黒い」M「深い黒い河があって」N「黒川」川の向こう側に手を振る健ちゃん。M「はじめくんとかね、加藤君できると思うんですよね。ちょっと高めの声でね、『僕は~』みたいな……」一応律義にやってみるかとち。M「……それはタラちゃんだね」ですー。

K「……"41歳の春だから"ってあるじゃないですか、バカボンのパパって41歳なんですね、俺今年41で……」ほんとだ。M「41歳の秋だね、マジックでひげ書いちゃう? バカボンのパパみたいな」K「いいです」M「あれひげじゃなくて鼻毛なんだよ、鼻毛書いちゃう?」K「いいです」

M「ちょうど長谷川さんがウクレレ持ってますけど。折角だからこのままアカペラをやろうと思うんですけど、長谷川さんの口元にある楽器は……」ウクレレを持ちつつ、ホルダーで固定した笛っぽいやつを口にくわえてぷっぷくする長谷川さん。M「世の中には数多くの楽器がありますけどね、これはカズーという楽器でね。我々アルバムの時にそれぞれの色を決めてみたりしたんですけど、ちょうどその色とおんなじ色があって」ズボンのポケットから取り出してみるかとけん。M「どう?長谷川さん」相変わらずぷっぷくする長谷川さん。そしてかとけんもぷっぷくしだす。M「……あーもう、わかった、やるやる。"Ob-La-Di,Ob-La-Da"!」

 

長谷川さんのウクレレで出発進行、"Ob-La-Di,Ob-La-Da"! かとけんがピアノの前でみったさんはベースに。リード取るのは健ちゃんだけど、かとちも前で並んで楽しそう。"Ring-ring♪"ってやるのかわいいね。

数ある中で、かとちがメインのカズー係……あ、それ、手の使い方で音程付けられるんだ!すごいすごい!えーすごい!

そのまま金管パートをカズーでやっていくかとち、リードをとる健ちゃん、ベースのみったさん、ウクレレの長谷川さん。ビートルズ、ピアノやギターでにぎにぎしくやるのもいいけど、こういう風にミニマムにやってくのも好きだなあ。

……あれ、ところでみったさん、カズー使われました? M「あっ」

 

M「ありがとうございました。次は"I Love Music"っていう、(The)O'Jaysの曲をやろうと思うんですけど、この今回のツアーの"We Love Music♪"っていうのはこのO'Jaysの"I  Love Music"から取っていて。これはソウルミュージックの中でもフィリー・ソウルっていって、オケとか入ってすごく豪華な感じのソウルで。これがちょうど1950年代で、黒人の社会進出と時代も重なっていて、それこそStevie Wonderとか……」うなずくかとち。M「オールバックのかっちりした感じでね……」ここでほんとに急にバックの照明が謎の明滅をみせる。すかさずピアノを弾きだすみったさん、ヒゲダンスを踊りだすかとち。そして前後して手拍子で良い意味で煽ってしまう我々…… M「これぐらいでいいでしょう、満足したかな」嬉しそうなカトちゃんでした。

 

ということで、再び健ちゃんのルーパーからはじまって、"I love music"。ハモカン、最近結構ソウルをやるようになってきて。フレーズのリフレインの心地よさがあって、でもそこに時々イレギュラーな音がのっかってきて、それら全てをまるっと楽しめているメンバーがいて。ユニゾンを基本に組み立てて、時々ワンフレーズを健ちゃんが、かとちが、長谷川さんが拾い継いで行って。かとちの"Sweet,sweet music"って歌詞がよく響く。

そしてここでもみったさん主導で大コーラス大会! まずはみったさんと客席でコール&レスポンス、次は1-4月、5-8月、9-12月(とそれ以降)でみっつに分けて。長谷川さんが"I love music,Any kind of music"、かとちがアルペジオを上がって、刻んで下がる。健ちゃんが"Wow-oh"で細かく刻む。会場の声が出たらそのまま4人が曲を、別の音を重ねていって、会場が丸ごと"We Love Music"でいっぱいになる。

 

次はルーパーもそのまま、かとちが前にでてきてここは定番"Another Star"のイントロ……歌詞が日本語になって気づく、これ、"You Were Mine"!そう来たか!!

"Another Star"の情感をそのまま落とし込んでかとちが歌う"You Were Mine"、まだハモカンはこんな引き出しを隠してたのかっていう……こんな技をなーんにも言わずにするっと入っちゃうハモカンもおちゃめっていうか、憎いっていうか……

曲名が"I Love Music"の現在形から"You Were Mine"の過去形、それで主語のIとYouの対比、そんな構成にもぐっとくる。このやり口、めちゃめちゃ好きです。

 

かとちが去って、次は健ちゃんが出てきて『Nanairo』。これもうまいことYou were mineとの対比になっていて、それが過去への追憶ならこれは未来への希望。
健ちゃんが鮮やかな希望を歌えるようになったことを、純粋に嬉しく、羨ましく思う。Nanairoはほんとに健ちゃんの曲で、ハモカンの曲で、この場所にいるみんなで歌える曲で。
いつものフレーズが、もやもやした私の中を音にして散らしてくれる。一瞬でも、確かに、「明日も頑張ってみよう」って思えたら、それはきっと、健ちゃんの願いがちゃんと受け止められたってことなんだなあ。

 

M「我々"We Love Music♪"ということで本日はお送りしてきたわけですけども。次で最後の曲になるんですけど、今日開場した時からずっとバックでメンバーそれぞれの"この世のベストスリー"を流してたんですけど、それで被った曲があって。じゃあ折角だから、それをやればいいんじゃないかって話になって。これがみなさんどこかで一度は聞いたことがあると思うんですけど、"翼をください"っていう曲で。これは赤い鳥というフォークグループの曲で、ボーカルに山本潤子さんという方がいらして。元々はドラマの主題歌だったのが、合唱曲として有名になっていって。

この赤い鳥というグループが、ヤマハのコンテストに出たことがあって。同じコンテストに小田和正さん……当時はオフコースとしてですけども、も出ていて。それでそれぞれ1位と2位で。当時からお互いすごくライバル視していて。それでそれぞれ負けないように、って、お互い高めあっていって、それで当時のフォークとか、ポップスは発展していったようにも思うんですけど。それでいうと、RAG FAIRもね、大学のサークルから始まって、ハモネプでこう、アカペラのシーン全体がわーっとなっていったのが、似たようなところがあるんじゃないかって」うなずくかとけん。

M「もう皆さんよくご存じでしょうからね、ぜひ一緒に歌って頂ければと思うんですけど。お手元に歌詞とか配ってないですけど、よく知ってるでしょうからね、そんな言わないですよ、"子どもの時 夢見たこと"とか"今も同じ 夢に見ている"とか」みったさんのおちゃめ発動。「今日はほんとうに、ありがとうございました」

 

ほんとに本編最後、『翼をください』。これまでハモカンたくさんやって、ほんとにたくさん私たちも色んな曲を歌って。まるっとみんなで最初から最後まで一緒に歌うのは、たぶん実ははじめてで。一緒に歌いながら、ハモカンはちゃんと「音楽を好きな人」が集まってできていってるんだなって強く思えた。今年のツアーはほんとうに色々歌って、色々聞いたなあと何とはなしに振り返る。

赤い鳥の元々のバージョンで進むので、2番で歌詞をサジェストするみったさんも活きてくる。この場にいるそれぞれに好きな音楽があって、それでもぱっと全員が歌える曲があって。そんないわゆる私たちのスタンダードなんて、私たちの終焉とともにきっと滅んでいくのだろうけど、それでも、きっと、最後まで、好きな曲を歌い続けていって。自分の好きなものと一緒に死んでいけるなら、それは……少なくとも私にとっては、この上なく本望で、幸せなことです。なぜなら私も、音楽が好きだから。