10/20 福島フェス2018 RAG FAIR(その1)

どこから書いたものか福島フェス。やっぱりちょっと早くから待機してました。

 

午前中はお天気すっきりしてたのに、1時間くらい前から怪しい雰囲気でスマホ画面に雨がぽつりちらりと。周りの人がレーダーやお天気見だして「洋輔のせいだ」「引地のせいだ」って口々に言うのなんかもう恒例行事。朝は1日中晴れ予報でしたよね……?

ステージの藤原カズヒロさんの食レポでもいじられる始末。ラヂウム卵をテーブルにこぼしちゃったからって「みんな集合しはじめたから」はうん……まあね……

「最近(グッズで)タオルつくってないんでしょ? つくってほしいよね?」こういう時のためにね!!!

 

そして毎年恒例サウンドチェックにてつのすけさん。おなじみの顔が見えると嬉しい気持ちになる。バックの楽器にビニールがかかって、正直最悪の事態も考えてたし、覚悟はしてた。40分くらい、レーダーとにらめっこしながら祈るように待ってた。

 

カズヒロさんいわく、撮影は「常識的な範囲内」で。「動画全編撮ってyoutubeにアップしてみんな見られるね、幸せだね、とかそういうのじゃないんですよ。あくまで常識的な範囲内でお願いします」

 

例年メンバーがサウンドチェックで上がってくるはずなのに、時間をすぎてもまだ上がらない。テントにメンバーが見えるのに、これは? ……と思ったら!

 

テントの下でちょっとカウントが聞こえて、はじまったのは「Alexander's Ragtime Band」!! うわー!

 

歌いながらメンバーがおっくんを先頭にそのまま入場してくる。去年とスーツもネクタイも違う!今年はベースにしゃかりきKWANIさんが入ってのカニフェア*1ですよー!

福島フェスでやるのはじめてだけど、ああ、こんなお祭りみたいな曲が確かに福島フェスに、しかもステージの始まりにすごくよく似合うなって思った。それぞれのソロの聞かせどころもちゃんとあるし!

そしてやっぱりメンバーがちゃんと各々のソロでステージの歓声と一緒に前に出てくる。下がったメンバーもステージを動き回って声を合わせていく。健ちゃんは照明に当たりにいって、それを採用して照明の下の兜に絡みに行く礼央さん……それは人間じゃないわよ?

 

「改めましてこんばんはー! RAG FAIRです!」待ってましたー!!会えてよかった!

そしてMCなしで続けざまに「全員がヒーロー」!こっちは福島フェスではすっかりおなじみのやつ。今年も聞けるんだ、っていうのが嬉しい。「team,team,teammate」のコーラスで指さし狙うリーダーとか、「ヘイリーリー」「バッチコイバッチコイ」で動きつけるかとけんとか、細かなコーラスがとにかく楽しい1曲。「1,2,3!」の指はおっくんが先導してくれる。そしてやっぱりこっちの手拍子だってやっててすごく楽しいんだ。

 

福島フェスでおなじみの次はRAG FAIRでおなじみ、「恋のマイレージ」! 雨だろうが寒かろうがずっと待ってて満身創痍だろうが、歌えば、一緒に楽しめば常夏になるんですよ。

そしてここでかとちや洋輔さんが横向いたりナナメ向いたりして、ようやく私の位置から衣装のパンツのサイドにラインが入ってることを視認する。もっと早く見せてくれてもよかったのよ?

サビのバックコーラスのさざ波のふりが割とぴっちり合ってて、おお、そこちゃんと合わせてきたな、って思ったり。去年はかとちがひとりだけやってたりしたからさあ……

「Shalalalala……」で手を振って、ステージ反対側に駆けてくかとち。今年も楽しそうでほんっとうになにより。

ラストのサビ前、ボイパ&ベースをフィーチャーした構成になって、おっくんKWANIさんがリズムを刻みながらがっと前に出てくる。これもかっこいいんだよねー。

そして引き取って礼央さんのリード。前にいたおっくんをそのままもらって、「……いつかこの雨が消し飛ぶような機械ができたりしないのかな~」なんですって?

そんなのそっちのけで後ろでさざ波続けるのは珍しく健ちゃん。最近の健ちゃん、見てて、あっ元気だな、楽しそうだな、ってシーンが増えてきてるのがとってもいい。

 

引「どうも、改めましてRAG FAIRでございます、こんばんは。3年連続3回目の福島フェスでございます」フェスのふ、でちょっと噛んで礼央さんがこける。というかその出場カウント甲子園かよ。礼「……加藤さんなに撮ってるの?」「動画撮ってるよ」いつの間にやらスマホをもってステージを撮るかとち。えっそっちも撮影可? 礼「我々毎月サイト*2に動画をアップしてるんですけど、それを今ここで溜め撮りしようかと思って」ステージのみならず観客もわりとくまなく撮るかとち。weプレでは権利の関係でモザイクになる、がおなじみのドナルドの手帳型ケースですね。普通にsuica入ってるのが丸見えで、「suica」「スイカだ」とか口々に言われてたり。落とすかもしれないから一旦抜いとこう、みたいな発想はないのね……

礼「じゃあ自己紹介と、福島にちなんだことをそれぞれ喋ってもらって。もしくは"ふくしま"であいうえお作文。……さすがに無茶ぶり?」どっちもね……「じゃあ普通にやりますか。こっちからにしよう」連行されるおっくん。

RAG FAIRのボイスパーカッションをしております、おっくんです。最近はおはスタにも出てたりしてて、お天気屋なんです。気象予報士でもあります」「いやあ、たくさんの人が来てくれて。ありがとうございます。僕本当にこんな感じの夢をこないだ見たんです」「それはデジャブってやつですか?」「……デジャブじゃないですよね、これほんとうのことですよね」「その夢どこで見たんですか?」「家で」「……家以外のどこで見るんだって話ですよね、すいません」

「おっくん、この雨どうにかならないの?」「うんとねえ、僕らの歌と熱気でこの雲を飛ばしたいと思います!」「……気象予報士なんてどうなんですか?『明日は雨が降るでしょう』とか言っといて、外れた時にはなんの謝罪もない」「……ちゃんと仕事はしてるんですよ」「失礼しました」

奥「先月かな? 新橋で福島の日本酒のイベントがありまして*3。僕はそこで日本酒を15杯呑みまして」会場からあがる悲鳴。「もうべろんべろんに呑みまして、新橋駅で1時間電車乗れなかったんです」お酒の段ボールパレット持ったまま洋輔さんのステージに上がってきたからねえ…… 礼「なんでですか」なんでですか? 奥「もう生まれたての小鹿みたいに立てなくて、危うく帰れないところでした」そんなおっくんを救ったのが後輩ソロアカペラーのよういんひょく君だったりするのはまた別の話。礼「もう40ですもんね」そんなまとめ方ある? 礼「ボイスパーカッションおっくんー!」おっくんワンフレーズ!今日もお酒呑んで帰ってねー!

礼「続いては同じくリズム隊の1人でございます。低い声が魅力的、ダイナマイトしゃかりきサーカスからKWANI(カニ)さんー!」カニ「どうもー! あ、こっちの方もどうもー!」普段なら見切れてる方にもぴょこっと顔を出してご挨拶。礼「去年はもっとほっそりしてましたけど」カニ「去年は違う人*4だったんですよ」「2年ぶりですかね。ベースですね」「どぅーどぅん、どぅーどぅん、……」唐突に怪しげなベースを刻みだすKWANIさん。「サメが来てる」カニ「……僕ドラえもん」テレ朝の真ん前だから!「カニさんなのに」荒「カニが来てサメが来ない」健ちゃんのツッコミがハモカンのおかげで確実にスキルアップしてる。 カニ「僕ドラえもん、とか言っちゃったし」「ベースボーカルKWANIさんー!」

礼「じゃあえっと、あなたはあとで」飛ばされるリーダー。「では撮影をしてるこの方」カメラの処遇に困るかとち。奥「じゃあ俺がここを撮ってあげよう」おっくんもカメラ強いんですよ。

礼「RAG FAIRのハイトーンボイスでございます、加藤慶之ー!」慶「……えっと、久々にRAG FAIRでライブをやれて嬉しいなって思って」「どう?加藤さん今日嬉しかったことみっつあげてください」「え゛っ」恒例礼央さんの無茶ぶり。「まずはひとつめお願いします。さん、にー、いち、どん」「RAG FAIRが全然最近ライブやってないのに、ちょっと『やるよ』っていったら、なんかこんなに(人が)集まってくれて」うんうん。礼「いやいやそれは嬉しい。ただただ、これがいっこめですからね、よろしくお願いします。これがいっこめならにこめの理由はなんですか」「福島のね、おいしい物産、をきっとみんな楽しみに来てくれたと思うんですよ」礼「うん」「おいしかっただろうなーって顔が見られて、見られて嬉しい」「(おいしいもの)食べたなーって顔」「食べたなーって顔が嬉しい」礼「この後もお金を落としてくれるんだろうなーって顔してる」健ちゃんが肩すくめて苦笑して、おっくんが客席を撮る、この絶妙なチームワークたるや。礼「じゃあそれがにこめ。いい所まできたよ、流れ的には最高。"なんで今日嬉しいのか" ラストみっつめはなんですか」「……」なかなかみっつめが出なくて固まるかとち。見かねたおっくんがドラムロールをやりだす。一気に高まる期待。「ええっと」おっくんと礼央さんがきれいにずっこける。礼「そこは"ええっと"じゃないだろ」「雨だけど屋根がある」おおー。そして拍手。礼「すごいよ、全員がホッとしてるMCなかなかないよ」かとちよく頑張ったね。えらいえらい。礼「加藤慶之さんです、お願いします」かとちぺこり。よろしくお願いしますー!

礼「さあ、そうして来ましたよ。RAG FAIRの中間管理職でございます。」末っ子なのに。礼「twitterをたまに更新する男、荒井健一です!」健「どうもー!」礼「真ん中ですよね」健「そうですね」礼「でもハートは熱いですから。ミドルコーラスだけどハートは熱い、荒井健一です!」しゅるっとフルネームで素直に紹介されるのがRAG FAIRの健ちゃんって感じがつくづく。

礼「えー……、森の中で迷わないように道しるべを置く話があるじゃないですか」急にどうしました?「今日俺車で来たんだけど、駐車場着いて衣装だけこうもって(後ろ手にひっかけて)出たのね。で、集合場所に着いたらジャケットしかない。駐車場にネクタイ、通路にズボン……みたいな。びっくりした」聞いてるこっちだってびっくりだよ。「無事衣装が着られた土屋礼央です」

礼「さあ、リーダーでございます。福島フェスの裏の男と呼ばれております」引「今日ずっと、裏で会う人に『なんか疲れてるね』って言われてるんですよ。でも、みなさんの顔を見たら疲れが吹っ飛びました!!」こちらこそありがとうございます!!!

 リーダーが引き取ってMCへ。「先ほど我々の歌を歌いましたけど、RAG FAIRを初めてみるという方もいるでしょうし、ここからはカバー曲をいくつかお送りします。福島フェスまだまだ楽しんでくださいー!」あっかとちはスマホをドラムの下に置いておくのね。

 

ピッチパイプが鳴って、はじまったのは「スリラー(thriller)」。ここできたか! 前に出てくるかとちの身のこなしが、声の緩急が、前より明らかに色っぽくなってる。ステージ始まる前にスタッフさんがステージに太めのテープ引いてたのをみてこれをやることは察してました、が、んなことはどうでもいいんだよ!とにかくかとちの声を、歌を、息遣いを聞いてくれ!

そしてサビで踊る!RAG FAIRですものね!センターのキレッキレなかとちもさながら、後ろで踊る5人もそれぞれ体の動きにクセがあって面白い。KWANIさんも毎度毎度本当にありがとうございます。

最後の「tonight」で高らかに右手を掲げるかとちがものすごく満足げ。やっと本調子ががっつり出てきた感じがしてとってもよかった。

加藤慶之ー!」そしてそのまま健ちゃんに紹介される。慶「Hoooooo!」

 

一旦音がなくなると急に際立つ雨の音。慶「すごい音だよ」1曲終わってけろっとしながらそんなこと言っちゃう。礼「おくむらァ!」奥「すいません!」とかいいつつもっかいピッチパイプ

 

続いて「Bohemian Raphsody」。この2曲が続けてきたか!

最初は4人のアカペラからはじまって、あとからゆっくりおっくんKWANIさんが入っていく。最近はCDが出たのもあってハモカンバージョンを聞く回数がどうしても絶対的に多いんだけど、いや、だからこそかな、どちらも生演奏で、最初から最後まで演りきることを改めてすごいと思う。ハモカンバージョンの方がすごい、とか、RAGの方がすごい、とかじゃないんだ。そこに決して優劣はつけられやしない。

健ちゃんのリードは最近本当に一層熱を帯びて、ものすごくエネルギーがこもるようになっている。見てて聞いてて動けない、瞬きもできない。ずっと立って待ってた足の疲れだって、空腹感だって飛んでしまっている。きっと呼吸だって私は忘れてしまっていると思う。

多分きっと、このステージの中で雨がいちばん降っていた時間帯で、リードが途切れると雨の音がすっと前に出てくる。そんなことの積み重ねが、現実と曲の世界の境目をより一層曖昧にしていく。

一瞬、ほんと一瞬、「I see a little-」の前くらいに、小さな雷の音が聞こえたのにものすごくびっくりした。

「He's just a poor boy,」からのユニゾンが、思い思いの歌い方で、でも声はぴたりと揃う。ここ、昔は直立不動で歌ってる印象がすごく強かったんだけど、今はお互いを見ながら、見えない大きなものを声で描く感じになってる。

So you think-」のバックの刻むコーラスが好きでね。ちゅるっと親指と人差し指をつまんでコーラス入れる礼央さんとか、ほんっとに久しぶりすぎて見てて感情がわけわかんなくなる。

最後の「Anyway the wind blows……」も雨音の中、ちょうど吹いてきた風を感じながら聞いた。ちょっと不謹慎な節もあるかもしれないけど、つくづく、こんなお天気でしか味わえない、ものすごい時と場所のど真ん中に我々は居合わせたんだと思う。

 

慶「荒井健一ー!!」かとちが健ちゃんを紹介して、これでお互い様。かとけんのチームワークがもうすっかり阿吽の呼吸。

 

10/27 後編はこちら)