3/23 コードH リバース(前半)/表参道GROUND

かとソロ間に合ってないです

あ、昼をベースにちょこちょこ足し引きしようかと思ってます。よろしくお願いしますー

 

開演前にはスクリーンに流れる"Reverse"の文字。舞台が暗転して、どこかで聞いたことがあるようなないようなチャイム。はじまりがぴったりとわかりやすいのがコードHのいいところですね。リーダーとキーボードの方とドラムの人が登場。リーダーはわざわざ自分でスクリーンを消してからセンターへ。

いきなりはじまるあまりなじみのない曲。鍵盤が鮮烈だなあと思うし、リーダーの音程の取り方はやっぱりめちゃくちゃ正確だなあと思う。いい曲なのはよくわかるんだけど、同時に頭の中にはてなマークがいっぱい出てくる。

 

そしてそのまままたもう1曲。「僕はメールが嫌いなんです」から始まるのが印象的。さっきの曲はすごく壮大な感じだったんだけど、こっちはぐっと位相を下げて、身近なやりとりをしている感じ。

 

「……どうもこんにちは、引地洋輔です。今日はコードH"リバース"にお越しいただきありがとうございます。

……ここ数日あったかいって予報が出てたんですよ。でもなぜか今日だけ急にこう、気温がぐっと下がって、なんでこう狙ったようにピンポイントで下がるのかっていう。場所によっては雨の予報も出てて……」洋ソロだもの……「天気もリバース!ありがとうございます!…… 上向いて言っても、誰に向かって言ってるんだっていう」

「今日は(公演の)タイトルが"リバース"ということで、さっきも画面出てぐるぐる回ってましたけど、最初に流れた音は学校のチャイム……を、逆から流すとどうなるかな、っていうやつです」なるほどー!

「1曲目は小林建樹さんという、RAG FAIRに楽曲提供もして下さったことがある*1方の、『祈り』という曲なんですけど、これが『リバース』っていうアルバムに収録されていて。いいですかみなさん、今日は"リバース"ですから。"カバー"で"しっとり"をリバースすると……"オリジナル"の"ノリノリ"……?、……いいですか、みなさん、今日は"オールスタンディング"です!!」

「2曲目は『今日の終わりに』という曲なんですけど、リバースすると"今日の始まり"……"今日"はどうすんだ、って話ですよね? ……許容してください」どうにもならなかったらしい。

「いや、一応考えたんですよ。昨日がこう(向かって左に)あって、僕が今日だとして、こっち(向かって右)に明日があるじゃないですか。で、こう入れ替える、と」両手をクロスさせて左右を入れ替えるリーダー。「ここ(自分のところ)、入れ替わりないじゃないですか。なので、"今日"はこのままで……この動き、"リバースダンス"っていうのどうかな、こう、こう」

「で、今日はみなさんに『リバースシンキングのススメ』ということをお伝えしたいんですけど。こう、物事を逆にとらえるということで、ちょっとは楽になったりするんじゃないかという……リバースシンキングを取り入れることによって、『気分が明るくなりました!』とか、『持病のリウマチが楽になりました!』とかね……まああくまで個人の、個人の感想ですけども」あやしいのが入ってるぞ……

「ということで"リバースシンキングのススメ"ー!」待ってましたー! ステージ端のPCを使いながら画面に文字を出していくリーダー。

「まず"REVERSE"の意味からいきましょうか、どん。

REVERSE:~(名詞)の逆・反対

 知ってるよ、って感じですよね。例えばこういうことです。

右⇔左

上⇔下

勝⇔負

 『右』の反対が『左』、『上』の反対が『下』、『勝つ』の反対が『負ける』……いま『小学生じゃないんだから……』って思ったでしょ、すみません。これはもう基本中の基本ですよね」右と左がそれこそリバースしてるねん洋ちゃん……

「ここからちょっと難しくなりますよ、ついてきてくださいね」

おおおっ!!⇔???

 「感動した時とかに出る、『おおおっ!!』って言葉ですね。これをリバースするとどうなると思います?」うーん、「あ」は入ると思うんだけど……

おおおっ!!⇔はああっ!?

スクリーンに出た文字を同時に洋ちゃんが読む。「はあああああっ!?」妙に気合が入っててやたら力強い。そ、そうきたか……

「もうひとついきましょうか、どん」

USA⇔???

 「わかりますか?」

USA⇔USB

 ああ、そこを動かすのか。「トランプ大統領とかるた首相……これは飛びすぎた」これ夜の小ネタだったけど、けっこうセンスあって好きなやつ。「……ただ、みんな同じこと考えるんでしょうね、"Surfin' U.S.A."って曲*2があるんですけど、それに対抗して"Surfin' USB"っていう曲とか舞台があって」意外と手垢べったべただったパターン。

「じゃあ、これらのことを踏まえると、これはどうなるか、っていう」

エイエイオー⇔???

「どうなると思いますか? 考えてみてください……そうです、こうなります」

⇔B、B、はああっ!?

 ……なるかい!

 

「……で、これを使って、みなさんと、リバースコールっていうのをやりたいんですよ。外ー?」\イエー!/ 「そうそう、そういう感じです。今、"『鬼は外、福は内』っていうんだから、外の反対は内じゃないか"って思ったでしょ?……、許容してください。
下ー?」\ゥエー/「そうですそうです、そんな感じなんですけど、もっと、『ウェエーイ↑↑』みたいな感じで。下ー?」\ウエーイ!/「B、B、はああっ!?」\エイ、エイ、オー!/「好きー?」\きらーい/ 「きらい?」\好きー/ ……リーダー、急に両手で顔を抑えてうずくまってどうしました? 「……これ、思ってた以上の破壊力があって……なんかこう、イケナイものに手を出してしまった気が……」禁断の果実。ちゃんと呑み込んでね?

 

「そんなややこしいコール&レスポンスをやるので、よかったら一緒にやって下さい」ややこしいと来たらこの曲、『ややこしいったらありゃしない』!

これさ、色々ややこしいことの話してるけど、後ろでめちゃくちゃ歌詞の組み方を考えてて、改めて真面目に聞くとすっごいいい意味で執念深い。歌詞の中の具体的な元ネタがもう数年前なのに気づいてちょっとヒエッってなったりもする。歌の中で重視する場所も変わっていったよねえ。

間奏では予習済みのリバースコール&レスポンス。「外ー?」\イエー!/ 「下ー?」\ゥエーイ↑/ 「B、B、はああっ!?」\エイ、エイ、オー!/ 「嫌い?」\すきー!/ 「……嫌い?」\すきー!!/

続いてえーと、これは……? 生で聞くの久しぶりすぎてなかなか頭の中でタイトル出てこなかった、『月曜日25時』。『今日の終わりに』と同じような世界を共有してる気がする。Love Diaryの最初の方の、ほんとにささやかな、ざらりとした紙に書かれてる日記の中身の歌。

そのままもう1曲、『Sheサイドストーリー』。あーこれ、ピアノとパーカッションとリーダーのボーカル1本だとこんな感じになるんだ! リリース時の音源はほんっとにリアルタイムで主人公が悩んでる感じの音なんだけど、こうやって聞くと、しかも月曜日25時と続けて聞くと、遠い思い出の話を聞いているようで、つくづく時間が経ったんだなーって思う。

 

「『ややこしいったらありゃしない』、『月曜日25時』、『sheサイドストーリー』でした。いまさらながらメンバー紹介をしようと思って。キーボード中原祐章-!」はじめまして……かしら?「下の名前が"ひろあき"なんですが、"ひろあき"だったか"あきひろ"だったかうちの母親とかがよくわからなくなるので、とりあえず、"中ちゃん"と読んでいます」よろしくお願いします-! 「パーカッション、森秀輝-!」トリヒデキさんじゃないですか!こんにちはー!「今日は普通のドラムセット以外にも、楽器色々持ってきてるんだよね?ちょっと見せて」「例えばこんな……」森さんが取り出したのはちょっと大きいタンバリンみたいなやつ。「"パンデイロ"っていう、ブラジルとかでよく使われている楽器なんですけど」実際に叩いてみる森さん。「……思っていたのと違う音が聞こえる……」ちょっと叩くだけですっごいサンバ調。そしてちょっとさっきのリバースダンスを踊ってみるリーダー。
「……そう、今回、"リバースソング"っていうのを作ってこようと思って。で、さっきやったのが『月曜日25時』なんですけど、月曜日の反対が金曜日、で、25時がまあ1時くらい、で、時計の針の反対側が7時だから、金曜日朝7時くらいかな~と思ってて……で、昨日、朝たまたま『スッキリ!!』を見てたんですよ。そうしたら、打首獄門同好会の人たちが出てて、『はたらきたくない』って曲をやっていて、もうこれには勝てないな、と思って。なので、『月曜日25時』のリバースソングは『はたらきたくない』です」

「で、『sheサイドストーリー』なんですけど。シーが海(sea)、だから山、で、ちょっと横文字っぽいから漢字が入った方がいいかな、って考えて出てきたのが、『恋の登山口』っていう曲で。で、ちょっとこの『恋の登山口』っていうのをやってみようかと……これ譜面とか全然なくて、即興なんですけど、せっかくだから森君が持ってきたいろんな楽器使って……」また別のパーカッションが森さんのところから出てくる。「……それは波の音っぽくない?」「川のせせらぎ」ああー。「で、中ちゃんもリハの時みたいな感じで……そうそう、そんな感じ」どことなく牧歌的な感じがする。 そしてそのまま『恋の登山口』。
これね、両手でマイク握りしめて歌うリーダーがかわいかったです。お遊戯会みたいな感じ。ただ、歌詞はやっぱり強烈に韻を踏んでるのがぬかりない。登山口からそんなんで、山、上れます……?
「……こういう歌に出てくる人って、絶対山ナメてますよね。"山ナメんなっ!!"って思いますけど、そういう人に限ってラブラブなカップルだったりするんですよね」えっ前日譚?

「……森君は僕と同い年で、北海道出身なんですよね」ええ存じてます。「で、"北海道"のリバースは"沖縄"だと思うんですよ。それは対になってていいなって思うんですけど。で、僕福島出身だから、福島のリバースはどこかなって思って……"福"のリバースが"鬼"で、そうすると"鬼ヶ島"になるんですよね……」なんなら岡山県と手を組みません?

「で、中ちゃんの出身は、どこでしたっけ」「横浜です」「生まれも育ちも?」うなずく中ちゃん。「横浜。んま~あ都会で。……そう、ふるさと納税ってあるじゃないですか。この間世田谷区長さんが、『このままのペースだと、2020年には区民サービスが成り立たなくなる』って言っていて。世田谷区って、都内で一番地方出身者が多くて、ふるさと納税で他のところに納税してしまって、税金が入らなくなってるんですって。で、この間もニュースでやってましたけど、大阪の泉佐野市とかは『ふるさと納税でそんなに儲かってるんだったら……』ってことで、総務省から地方交付税を減らされるみたいで、市は『えっ』ってなってる、っていうのがほんとうについこないだのニュースですけど。で、それでちょっと曲ができたので……童謡の『ふるさと』ってあるじゃないですか。『ふるさと』をベースにした曲をちょっと作ってみたんですよ。『横浜生まれ横浜育ち』って曲なんですけど」

 

そしてはじまる『ふるさと』。1番は合唱のソロっぽく歌って、妙な気合の入り方をみた。で、2番の「うさぎ」以降、まず歌詞があやしくなっていって、次にメロディが変わっていく。この絶妙な変え方の匙加減……!

ざっくりいえば"花より団子"、"ふるさとより肉"みたいな感じの替え歌だったんですけど、これ、歌詞も、単語ごとに見ても行で見てもちょっとずつ"余ってる"半端な感じが、朗々と歌った1番との対比になるのもうまいよなーって思いながら聞いてました。ネタなのに。

 

5/18 後編) 

 

*1:『告白』

*2:The Beach Boys