6/9 ザッツ・ハモカナイズ!DX/成城ホール(1部その2)

 

 ツアーの日程出ましたね。記事化はもうちょっと待ってください、それまでは光田さんブログの該当記事からどうぞ。

 

土井ちゃん新ちゃん一旦下がり。M「"Four Brothers"、"Sir Duke"、それから"東京という街で"でした。我々いつもメールやアンケートとかでやってほしい曲のリクエストを結構頂いていて、これからは4人でちょっとそんな曲のメドレーをやろうかと思って。こんな季節なので、雨にちなんだ曲をやろうかと……雨の名曲メドレーですね」

M「1曲目は(The)Cascadesの"Rhythm of the Rain"、日本語にすると"悲しき雨音"っていう曲ですね。60年代の曲で」N「うちのお母さんがこの曲歌ってほしいって言ってました。うちの母親もよくハモカンを見に来てくれて、ライブが終わるたびに歌ってほしい曲のリストがばーって送られてくるんですよ」M「今日も来てるの?」N「来てます、その中に結構50-60年代の曲があって。"悲しき雨音"、入ってたと思います」M「そんな1曲目、"悲しき雨音"。長谷川さんが荒井君のお母さんに捧げます」のど自慢みたいになってきてる…… N「なんか複雑な心境」

M「2曲目はCreedence Clearwater Revival、通称"CCR"の"Have You Ever Seen the Rain?"、日本語にすると"雨を見たかい"。この曲も60年代、ちょうどベトナム戦争くらいの時の曲で……この曲は、荒井君が実のお母さんに向けて歌います」N「ややこしいな」 ハモカンにいると着々とツッコミがスキルアップしていく健一さん。

M「3曲目はシンガーソングライターで今も活動してらっしゃる小室等さんが、かつて活動してらした"六文銭"というグループの、"雨が空から降れば"。いわゆるフォークソングですけど、メロディーを割っていくのがこの曲の特徴で……雨の日はしょうがない、雨の日は、しょうがない、しょうが、ない……っていう。なんだか生姜がない人みたいになってますけど。……これも荒井君のお母さんのリクエストの中にあったんです」N「僕も大好きで、父の車の中でよく流れてたんです」M「ってことは、この曲は荒井くんのお父さんとお母さんがそういう時のあれの、思い出の曲……」N「そんな曲だったのか……」

M「4曲目は有名な曲ですね、"雨にぬれても"。これはRAG FAIRでやったことがあるだろうと思ったら、意外とやったことがなくて」K「そうですね、やったことなかったですね」M「B.J.Thomasの曲ですね。4曲目はあえて曲名を言わずに行きましょう。"雨にぬれても"」言ったそばから即曲名言いましたよね!?!?

突っ込ませる間もなくメドレーへ。「悲しき雨音」、タイトル聞いてもわからなかったけど、曲を聞いたらぴんときた。我が家でもよくかかってた曲ですね……(世代がばれる)

健ちゃんコンビのグロッケンとピアノが重なるイントロ。長谷川さんがギターと一緒に歌う。音がきらきらしてるんだけど、その輪郭をつかみながらゆったりリラックスして聞ける感じ。半分眠りかけているようなときにずっと聞いていたい。

雨を見たかい」。健一さんにはこういう英詞曲が似合う、のは、そういう曲に親しんで育ってきたのもあるのかな。調子よく、穏やかに歌えている感じ。長谷川さんよりは大粒の雨なんだけど、音までは大粒にならなくて、でもそれらの粒はクリアでいて。

光田さんにバトンタッチ、「雨が空から降れば」。これも光田さんの声によく似合ってらして好き。そうだよね、光田さんは「おさかな」って、ちゃんとひらがなで歌う方だ。霧雨にむせる、御茶ノ水駅から神田駅までくらいの、あの釣り堀(でいいのかな?)の風景がゆるやかに浮かぶ。

最後はかとち、「雨にぬれても」。コーラスがいいなあ。さっきの「Sir Duke」のきらきらした感じは残ってるんだけど、それまでの3人の歌を引き継いで、シンプルに音を聞かせるアレンジ。でも、その音が豊かに、穏やかになってる。傘持ってて歌っててほしいね。

 

土井さん新ちゃんが戻ってきて合流。

M「次にやるのもまた雨にちなんだ曲で。最初に出したときは長谷川さんと一緒にやったんですけど、今回はこの6人でやろうかと。"anuenue~虹とあなたと~"っていう曲なんですけど、この"anuenue"はハワイの言葉で"虹"っていう意味があって。で、" 'Ole Ua, 'Ole Anuenue"、っていうのは、『俺、うわーっ!俺、』っていうのじゃなくて、」両手を上げていちいち大げさに驚く光田さん、すき。 M「ハワイのことわざで、"雨が降らなきゃ虹も出ない"っていう意味なんですよ。今日一番最初にやった"I Can See Clearly Now"もそんな感じの曲で、……あれは『クール・ランニング』っていう映画の主題歌になった曲ですけど、ジャマイカの、雪なんて全然降らない国の人たちがボブスレーのオリンピック代表になるっていう、実話を基にした映画ですけど、……"雨が降るから虹が出る"っていう、そんな感じの曲です。と、あともう1曲、続けて聞いてください」

 

chuchuru…のイントロからはじまる「anuenue~虹とあなたと~」。光田さんのリードの後ろで体を左右にゆらゆら揺らしてごきげんなかとけん。さっきまで雨の曲を続けて聞いていたのもあって、穏やかな呼吸のままでより鮮やかな虹がかかる。ゆるゆると入るかとちのコーラスもいいよね。

"Aloha~"のところからかとけんがフラっぽい振り付けをして、"anuenue"で手を山なりに放って虹をつくる、その手がまたあたたかで。

 

続いて「月のうさぎとダンスしよう」。グロッケンは相変わらず健一さん(だったよね?)。これは照明がめちゃくちゃよかった! さっきまでとはうってかわって、かとちをあたたかな月の光で照らす。

色んな場所で色んな編成で披露してる曲だけど、今日の編成がとっても好き。やっぱりパーカスが効果的に入るとぐぐぐっとお洒落になる。月の後ろにちらちらと星が瞬いてくるんだ。

今まで「みんなのうた」っぽいな、って思いながら聞いていたんだけど、今日の響き方はまたちょっと違っていて。気づいたらゆったりと肩の力が抜けて、身体がすうっと中身を失って、代わりにきらきらしたもので満たされていく。身体の輪郭が溶けて、歌が私の中に入ってくる。

 

M「"anuenue~虹とあなたと~"、"月のうさぎとダンスしよう"、2曲続けてお送りしました。月のうさぎはもう加藤慶之ワールドの1曲で……やっててどう?」K「いやいや、光田さんのアレンジがよくて、調理しすぎないというか……」M「まるで僕が褒めてもらうためにふったみたいじゃないですか~もう~……」光田さんのそういうところ、好き。

M「"月のうさぎとダンスしよう"は作詞作曲加藤慶之で、加藤君のオリジナル曲でもかなりファンタジーな部類ですけど……実は、……実話?」 K「……半分くらいですね」M「仮にY君としましょうか。Y君がまだ小さかった時に、夜空に浮かんだ月をみて、お母さんに、『お母さん、僕、あの月ほしいよ』っていったんですよね。そうして困ったY君のお母さんはコップに睡眠薬を……容疑者は55歳年下の妻で、……それだと事件になっちゃいますけど」時事ネタ。 M「それで慶之君のお母さんは、もう今名前言っちゃいましたけど、コップに月餅を……じゃなくて月をこう、浮かべてみせたわけですね……今日僕おかしいね?」N「いつも通りです」割といつも通りです。M「どうなの職人さん、バウムクーヘンはセブンとファミマのどっちがいいの」!? K「だから、乳製品が食べられないので、セブンとファミマは……どっちでもいいですね」N「加藤さんずっとなんか食べてるんですよ。それぞれが譜面を見てる間に消えたと思った唐揚げ串が、しばらくしてから見るとまた現れてる」「ホラーだ」 K「いや、僕食事制限があって、食べられるもの食べられないものがしっかりあって。だから、食べられるものがあるとそればっかり食べちゃうんですよね」「セブンの唐揚げ串」うなずくかとち。M「……長谷川さん、今度加藤くんの前に月餅を置いておいたらどうなるか今度試してみよう」それなんてまんじゅうこわい。 H「あのおっきいやつだよね?おまんじゅうみたいな」M「そうそう」H「切り分けてみんなで食べるやつだよね? ……いや、小さい月餅の方がいいかもしれない」ハモカン七不思議……

M「今日は2部構成でお送りしようと思ってて、次が1部最後の曲なんですけど。Queenの"Bohemian Rhapsody"を……ロックの神様、のフレディ・マーキュリーが作詞作曲した……今日は6月9日でロックの日ですけど」「今年映画もやるらしいですよね」伴ってこんなのやってるからハモカン組にぜひ挑戦してほしい…… M「GUEENっていうカバーバンドがあるんですよ、山田ひろしさんとかがやってる……、RAG FAIRと一緒にやったことあるよね?」あるある。M「なんの曲だっけ」考え出すかとけん。N「……それこそMagical Music Trainとかは山田さんの作詞ですね」ここら辺いつだっけ、って思ったらだいぶ前で、ヒュッって思ったよね……*1私はメリミーが好きだよ……

M「本家のQUEENエレキギターエレキベースですけど、我々今日はアコースティックギターとアコースティックベース、と、(パーカッションと)ピアノでお届けしたいなと」改めてそう断られるといい意味で身構える。

 

で、これがすごかった。今までハモカンでやったボヘミアンと6人編成の数曲で、ある程度出てくる音の見当はついてくるんだけど、そもそもそれらの音が出てくること自体もすごいことだし、さらにその予想を超えた音が6人編成の冒頭から飛んでくる。飛んでくるんだよ、ほんとうに。

かとちがめちゃごきげんで調子いいのはSir Dukeでわかってたけど、今日の健一さんはそのエネルギーとステージの響きをさらに拾って、しっかり歌いながらゆっくりと増幅させていく。この時点で健一さんもめちゃくちゃ調子がいい。光田さんのピアノが、コーラスが丁寧に応えていく。長谷川さんのギターが、土井さんのベースが増えていって、追いかけるように、追いつくように音の厚みが増していく。

コーラスからきっちり受け取って、「I see-」の健一さんを「Scaramouche」、「Thunderbolt-」でコーラスがまた受けて、健一さんを声でくるんでびしっと声が重なってひとつになる。「Galileo」の受け答えとピアノ、「Magnifico-」の縦積み、「I'm just-」の健一さんと「He's just-」のコーラスの対比、声の迫力で体が震える。「Bismillah」「No - we will-」からの畳みかけるようなコーラスのやりとり、健一さんの「Mama mia, mama mia,」を「Mama mia, let me go」で広めに受けて、「Beelzebub-」でがっとコーラスの音域が縦に割れる。かとちの鮮やかなトップを楽器隊がかっさらっていく。

ギターメインになって、健一さんはステージを横に使って動いてパワフルに歌いあげる。「So you think-,」からあふれだす健一さんのエネルギー、それに応えるコーラス。この長谷川さんのギターもめちゃくちゃかっこよかったなー!

ボヘミアンって確かに健一さんがいちばん頑張る曲なんだけど、この健一さんの後ろで応える音の豊かさにも改めて気が付いた。

M「荒井健一ー!」今日いちばんの拍手。健ちゃんに対する拍手って、いつもめちゃくちゃ熱を帯びてる。ないお帽子をとって律儀なお辞儀でそれに応える健ちゃん。かとけんの調子がいいとみてて嬉しくなるね。

 

1部でこんなにたくさん密度の詰まった音を浴びて、1部からMC速記しとくべきかな、いったい2部はどうなるんだろう、映画メドレーやるのは知ってるけどな、と思いながら休憩に向かったのでした。

 

結局速記しそびれてMCのタイミングを方々に問い合わせることになりました。つきあって下さった方、いつものことながらありがとうございます。不正確な項目があったらまたどうぞ。

*1:アルバム「Magical Music Train」の発売は2009年