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すきなものをすきなだけ

みんなと一緒なんて、きっと、つまらないでしょ?

あなたもわたしも、結局はー「ひとりぼっち惑星」によせて

ざっくり書くと(中の人コラム)

ところにょり様制作の「ひとりぼっち惑星」、勢いが止まらないですね。

ひとりぼっち惑星

ひとりぼっち惑星

  • Shogo Senouchi
  • ゲーム
  • 無料

 関連作の「ひとたがやし」「ひとほろぼし」もApp Storeで急上昇しているようで。

ゲーム自体の説明はレビューサイトが複数あるのでそちらを引いていただくとして、この一連の動きを見ながら思ったことをつらつらと。

このアプリで一番話題になっていることはやはり「不特定の人に向けてメッセージが送れる」ことですよね。ひらがなと「!」と「?」だけのメッセージで、こんなにもバラエティに富んだメッセージが色々な人の間を行き来してるのか!とタイムラインに回ってくる画像を見て興味がわいた人がアプリをDLする、といういいサイクルができたのが、ここまでアプリのDL数が伸びた大きな要因なのではないでしょうか。
で、これらのメッセージからみられることについて、いくつか。

  • 「不特定の誰か」に送ったメッセージが「不特定多数」の人に送られるメッセージになり得る

真っ先にこのメッセージシステムを聞いて思い出したのが「どうぶつの森」シリーズのボトルメッセージ。海岸に見知らぬ誰かからの伝言が流れ着く、っていうやつですね。
ただ「どうぶつの森」シリーズは「(ある程度)閉じた村に住む住人が受け取って、1人あるいはソフトを共有している人の仲間内で楽しむ」ことが圧倒的だったのに対し、「ひとりぼっち惑星」は「受け取った人がメッセージをtwitterにアップし、不特定多数の人と共有して楽しむ」というパターンが多いように思われます。メッセージによっては万単位のRTやいいねがついて、過去最多のアナリティクスを頂いた方もいるのでは。「ひとりぼっち惑星」をDLしている層とtwitterをやっている層は完全に一致することはないと思うんですが、twitterとの関連はこれからもしばらく続いていくと思います。

  • 「ひらがなと!と?だけ」という「限定された文字情報」から逆説的に生まれる表現の幅広さ

これも「どうぶつの森」シリーズと一緒? いや、向こうには「、」と「。」があるんですよ。カタカナも向こうはあるんですよ。記号だって打てるのよ・・・・・・(バージョンによりますが)
誰かにメッセージを届けたい人はいやでも分かち書きで書くことになる。正直これ、めちゃめちゃ大きいと思います。どこにスペースを入れるか、どこに改行を入れるかで打つ人の人となりが出てくる。制服の着こなしにどこか似ていて、「拘束されることによって生み出される自由」というものが最大限に発揮されているちょうどいい着地点がひらがなと「!」と「?」だったんでしょうね。表現のふっかつのじゅもん

  • 世界を完結させる力

ひとつめと矛盾するようだけど。

ある程度民度が高くないとこういう遊びってなりたたないよなーとも思います。一概にまとめる気はないけど、twitterのいわゆる「三次元アイコン」「プリアイコン」の人たちにまでこれが回ってしまったら、このアプリのいいところはすごく台無しになると思う。現時点でそこまで回らないのは、このアプリの世界観がとても大切に作られていて、絵や文章を問わず「創作する方」との共鳴がすごく高いからだと勝手に思っているところ。新聞のカルチャー面に載ってしまったら終わりではないかとも。News Webならまあかろうじて。

二次創作云々・・・・・・の話もちらちら耳に挟みますが、それは「誰に送られるかわからないんだから良識もって送ろうぜ」の一言につきる。好きな物は好きって言って良いし、やりたいようにやればいい。でもそれを受け取った相手にあなたはどうしてほしい?って考えると、自ずと送る内容って絞られてくるんじゃないかと。最近話題になった、「我が家の玄関に送った内容を貼っておけるかどうか」「その文章を書いた看板を掲げて歩けるか」っていうやつですね。不特定の人に向けてメッセージを送るってそういうことだよ。あなたならできるでしょ?

 

で、記事執筆時点ではあまりの反響ぶりにサーバー一時停止措置が取られているそうで(ご本人のtwitter参照、現時点では復旧未定)。本当に頭が下がります。
復旧したときの対応が正直一番大変だと思います・・・・・・だってみんな資材溜まってるからすぐにでも送受信したくなるじゃん・・・・・・?でもそうしたらまたサーバーすぐパンクしちゃうじゃん・・・・・・?だからといってそれも見越してサーバーを増強したところで、正直これからの利用率が全く割り出せないのが一番つらいところなのではとも。プログラム関連のしんどいところですね。
私は夕方に打ったメッセージを送りそびれあぐねているので、それが送れれば今のところ十分かな。

結局「ひとりぼっち惑星」はtwitterがなきゃここまで浸透することはなかったかと思います。ひとりぼっちで受け取った、ちょっとすてきな、ためになる、あるいはふしぎなメッセージを、もっと不特定の誰かに伝えたくて、そんな気持ちで回ってる。あなたもわたしも、誰かのメッセージに共感したいんだ。そうでしょう?

 

あなたもわたしも結局は、

だれかのことばをもとめてる。